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186.救出

【☆★おしらせ★☆】


あとがきに、

とても大切なお知らせが書いてあります。


最後まで読んでくださると嬉しいです。



 オスカーたちBチームは、大樹の根元に広がるダンジョンを攻略していく。

 迷うこと無く、捕虜の檻の前までやってきた。


「GISISISII……!」


 改造された魔蟲が檻を守っていた。

 オスカーは特に慌てること無く、一瞬で敵の懐に入り、そしてガンランスを突き立てる。

 

 どがぁん! という音とともに、敵が崩れ落ちる。


「隊長、クリアしたよ!」

「よくやった。こっちもちょちょいのちょいで……」


 マリク隊長は鍵穴にピッキングツールを突き立てる。

 手先の器用なマリクは、檻の鍵を一瞬で外してしまった。


「おお!」「たすかった!」「ありがとう、軍人さん!」


 檻の中にいたのは、メイベルたち……ではなかった。

 どうやらメイベルたち以外の、普通の帝国民たちも、かなり拉致されてきているらしい。


「これから皆さんを、帝都に運ぶ。アイリス!」


 マリクがそう言うと、メイベルの姉、アイリスがうなずく。

 自分の影に手をやる。


 ずぉお……! と影が広がる。

 帝国民たちは、影の中にずぶぶう……と沈んでいく。


「落ち着ついてくれ! これは影転移っつって、帝都まで一瞬で転移させるスキルだ」


 アイリスの持つスキル、影呪法。

 影を使った多才なワザが使える。


 そのワザのなかのひとつ、影転移。


 特定の場所へと一瞬でワープさせるスキルだ。


 アイリスの転移によって、帝国民たちは、ぶじ帝都へと運ばれていった。


「…………」


 人助けをしたというのにアイリスの表情は晴れない。

 それもそのはず、彼女が探してるのは、愛する妹メイベルだからだ。


 マリクがアイリスの肩にのって言う。


「重要なやつらは、もっと深い場所に収監させられてるんだろ。大丈夫、このメンツならすぐ、メイベルを回収できるさ」

「ああ、そうだな……」


 

【★☆読者の皆様へ 大切なお知らせです☆★】


先日の短編が好評のため、連載版はじめました!

タイトル変わりまして、


『有能な妹がS級パーティを追放されたので、最強盗賊の俺も一緒に抜けることにした~今更土下座されても戻る気はない、兄妹で世界最強を目指すんで~』


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