170.すげえ、よく見える
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
《ガンマSide》
ヴィクターとの再戦。
当初俺は、魔蟲の力にふりまわされてしまい、本来の良さを発揮できないでいた。
しかし、俺はヴィクターにさとされて……気づいたのだ。
自分が、冷静さを欠いてることに。
深く呼吸し、俺は本来の……戦い方をする。
左目が……やけに熱い。
弓を持つ腕も同様だ。
「シッ……!!!!!」
竜の矢が正確に、ヴィクターの関節を射貫く。
やつの体は恐ろしいほどに、硬い。
だが鎧のつなぎ目は違う。
動くためには、どうしても、つなぎ目を軟質製にしないといけない。
そこを、射貫いた。
「うおぉおおおおおおおお!」
やつがこちらに突っ込んでくる。
かなりの早さ……のはずだが。
俺の目にはゆっくりとした動きに見える。
元々俺は、動体視力がいいほうだった。
でも今は、異常だ。
やつが、あまりに遅い。遅すぎる。
だがこの視界にどこか見覚えがあった。
そうだ……さっきまでハイになってたときも、こんな感じの世界が見えていた。
あのときの感覚を、いつもの俺の状態で、引き出すことができている。
そんなの……完璧じゃあないか。
「せや……!」
俺は星の矢を放つ。
いつもは、この無数に分裂する矢を、制御できなかった。
しかし今は違う。
すげえ……よく見えるのだ。
分裂する矢ひとつひとつを、同時に、目で追えた。
全てのやが、やつの弱い場所を同時に射貫き……。
「ぐ……が……」
どさ、とやつが倒れるまで、その刹那にも満たない時を、俺の目はきりとって時間を引き延ばしてくれた。
すげえ……なんだ、これ……?
【★☆★読者の皆様へ 大切なお知らせです★☆★】
新作投稿しました!
タイトルは――
『伝説パーティの最強おっさん、序盤の街で優雅に暮らす~スキル器用貧乏のせいで村を追放された俺、最難関ダンジョンをクリアし故郷へ帰る。馬鹿にした連中が正体を知ってすり寄ってくるけど相手にしません』
ページ下部↓にもリンクを用意してありますので、ぜひぜひ読んでみてください!
リンクから飛べない場合は、以下のアドレスをコピーしてください。
https://ncode.syosetu.com/n7437ij/




