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167/242

167.持ち味

【★おしらせ】


2巻、本日発売です!


挿絵(By みてみん)



よろしくお願いします!!!


【購入はこちら!】


https://gaugau.futabanet.jp/list/work/63c61fa2a53aef40bd000000/novels/2



 虫けらことヴィクターのやつが、俺にえらそうに説教を垂れてきやがった……。


 俺が戦士だぁ? 

 戻って、こいだと……?



「俺より雑魚の分際で、いきってんじゃあねえよ」



 俺は魔蟲弓を手に取って、ヴィクターへ魔法矢を放つ。

 だが……やつは攻撃をよけなかった。



 魔法矢はやつの直ぐ横を通り過ぎていって、背後で大爆発を起こす。



「やはり、力が増大しすぎて、御し切れていないな」

「くっ……!」



 弓を持ってる腕に力が入りすぎてしまう。

 いつもはもっと軽く弓を引いてるのだが……。



 感覚と実際の込められた力の具合が異なる。

 だから、狙いがずれてしまうのだ。



「くそっ!!!! 星の矢(アサルト・ショット)!」



 どば……! と無数に分裂する矢が放たれる。



「狙いがしぼれないから、数打ちゃ当たる……か。くだらん!」



 ヴィクターは剣を一振りする。

 ごぉお! と突風が発生すると、魔法矢が横に逸れていく。



 ……一発も矢が刺さっていなかった。



「ガンマ、精密性こそがおまえの本当の持ち味。……だが、弓を新しくし、パワーは向上したことで、おまえの長所を殺してしまってる……!」

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