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【完結】S級パーティーから追放された狩人、実は世界最強 ~射程9999の男、帝国の狙撃手として無双する~  作者: 茨木野
第3章

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152.妹、がんばる


《フェリサSide》


 帝都を襲撃してきた、魔蟲族達。

 味方であるはずの神聖皇国が裏切ったことで、帝都は結界に包まれてしまった。

 対魔蟲族用に作られた、王女直属の私設部隊、胡桃くるみ隊は、この襲撃にたいして手分けして対処することになった……。


 ガンマは護衛軍のヴィクターと戦っている。

 オスカは護衛軍の一人幻惑のモルフィンを撃破。


 シャーロットは皇国の聖女シャンテを捕縛。

 と、部隊の面々が活躍する一方……。


 ガンマの義妹、フェリサ・スナイプもまた、戦っていた。

 彼女は怪力の使い手である。


 建物ほどの大きさの魔蟲を……。


「…………!」


 ひとりで持ち上げて、結界に向かって投げ飛ばした。

 巨大魔蟲は結界にぶつかって、粉々に砕け散る。


『やっぱフェリサ姐さんの怪力はすごいなぁ!』

「…………」


 フェリサの頭の上には、妖精の少女が乗っている。

 彼女はリコリス。


 ガンマの故郷、人外魔境スタンピードにて出会った妖精の少女だ。

 故郷での戦いを終えたあと、彼女もフェリサと同様に、胡桃くるみ隊に入っていたのだが……。


「…………」


 じーっ、とフェリサはリコリスを、恨めしそうな目で見てくる。


『な、なんや? わいがサボっとったってか? おおそうや! さぼっとったわ! 文句あるかい! 帝都楽しいものばっかりやからな!』


 この妖精、どうにもあまり真面目な性格をしてるとは言いがたい。

 任務の時も大抵姿を現さないのだ。


 まあ、リコリスがいなくても、胡桃くるみ隊のメンツはみな強い……。

 特に兄は最強なので、いなくても問題ないのだが。


『わ、わいをお荷物やおもってるやん!』


 このリコリス、人の心を読む力を持っている。

 無口なフェリサの思考を読み取って、会話していた。


 ……無駄な力だ。


『無駄ちゃうわ……! って、姐さん! あぶない!』


 そのとき、フェリサめがけて、巨岩が降り注いだ。

 フェリサは飛び上がってそれを避ける。


「ふぇふぇふぇ、これを避けるとは、なかなかやりますねえ」

『だ、誰や……!?』


 フェリサとリコリスは、建物の上に載っている魔蟲族を見つめる。

 ……相手は小柄だが、しかしかなりの力を秘めているのが、肌で伝わってきた。

『あいつも……ただもんとちゃうで……!』

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