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【完結】S級パーティーから追放された狩人、実は世界最強 ~射程9999の男、帝国の狙撃手として無双する~  作者: 茨木野
第3章

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143.諦めない



 ガンマがヴィクターと戦う一方、同じ隊のオスカーもまた、護衛軍の魔蟲族との戦闘を繰り広げていた。


「くっ……! どれが本物なのかね!」


 オスカーは銃を使って、敵を狙撃する。

 しかし敵は幻術使い。

 一〇人に分身しており、どれが本体なのかまったくわからない状況だ。


 銃弾を撃ち込んでもダメージを与えられない……。

 それどころか。


「ガッ!」

「おやまあ、どこをむいてるのかしらね」


 敵は攻撃を当て放題なのだ。

 モルフィンは鉄扇でオスカーの体力を削っていく。


 一方でオスカーは自分の攻撃を当てられない状態がずっと続く。


(幻術使い……これほどまでに、ガンマの力が必要って思ったことはないね)


 あの脅威の目を持つガンマならば、幻術すら見破ることは可能だろう。

 しかし彼は今、強敵とサシで戦っている最中だ。


 援護は期待してはいけないだろう。

 ならば持ちうるカードで対処するしかない。


(とはいえ幻術を見破る術はない。このままではじり貧だね……)


 オスカーは銃で攻撃をしながら、打破する方策を考える。

 しかし敵の攻撃が休むこと無く襲ってくるため、なかなか集中して考えられない。


「ぐあぁ……!」


 ももを深く切られて、オスカーは膝をつく。

 ぜえはあ……と激しく呼吸しながら、敵をにらみつける。


「まだそんな目をしてられるの? どうして?」

「フッ……そんなの決まってるだろう?」


 ガンマやメイベルたちを思い浮かべながら言う。


「仲間達が諦めず、人のために戦っているのだ。僕も諦めるわけにはいかないのだよ……!」

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