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135/242

135.聖騎士の裏切り

★お知らせ


ついに、書籍版発売されました!


挿絵(By みてみん)



モンスター文庫さまから発売中ですー!


よろしくお願いします!


https://gaugau.futabanet.jp/list/work/63c61fa2a53aef40bd000000


 ガンマの同僚、メイベルはゴーレムを伴って聖騎士の後を付ける。

 聖騎士達が人の少ない裏路地へと入る。


 複数人でこそこそとしてるところに……。


「動かないで!」


 上空から、メイベルが作ったゴーレムが複数体降りてきて、聖騎士たちをあっという間に取り押さえた。

 ゴーレムといえば、重く動きが遅いと思われがちだ。


 しかし、メイベルのゴーレムは天才魔道具師マリクと、天才技術者のリヒターの助力もあって、超強化されていた。

 魔蟲の死骸から採取できた、素材。


 魔蟲の体を動かす強靱な筋肉繊維。

 それを錬金の魔法で加工して、己のゴーレムに組み込んだのだ。


 結果、魔蟲なみの膂力を持った、小型で、人型のゴーレムが完成。

 人間を超越した動きをしても、魔蟲の素材によって強化された筋繊維がきれることはない。


 結果、よりしなやかに、より素早く動ける人形を、実現して見せたのだ。

 そして新造ゴーレムの手には銃が握られている。


 対魔蟲用の秘密兵器として開発された、銃。

 それをゴーレムに装備する。


 銃とゴーレムの組み合わせは、ガンマが発案した物だ。

 ゴーレムならいくら死んでも問題ない。画期的なアイディアだ。


 新造ゴーレムに、銃。

 まさに鬼に金棒。


 それを複数体率いるメイベルは、もはや一人で一軍隊並みの兵力を持っているといえた。


 そんな力を持ったメイベルに、聖騎士達がかなうわけがない。

 ……ただの、聖騎士では。


「お嬢さん……どいてくれでござる」

「! リューウェン……」


 どがん! という音とともに、路地の壁が壊れる。

 もうもうと沸き立つ土煙の向こうから現れたのは、巨漢。


 聖騎士のリューウェンだった。


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