131.ミーティング
【★おしらせ】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
俺たち胡桃隊は、騎士団詰め所にて、打ち合わせをしていた。
リスであるマリク隊長は、高いところから俺を見渡す。
「おまえらもわかってるとおり、今日から三日間は生誕祭。いつもより多くの客が、外から入ってくる。おれたち帝国軍人は、外国の助っ人部隊とともに、この祭りをつつがなく終わらせるのが目的だ」
マリク隊長がうなずくと、シャーロット副隊長が机の上に地図を広げる。
帝都カーター。
横に長い、ジャガイモみたいな見た目をしてる。
真ん中に帝城がある。
「帝都はざっくり、帝城を中心に左右に長く伸びている。このうち、パートを5つにわける」
隊長はペンを持って、ジャガイモを切っていく。
帝城を中心として、正方形を描いた。
「中央と東西南北、護衛する場所をこの5つにブロック分ける。合同軍は兵士をそれぞれのブロックに配置するわけだ」
帝城は人が居なくなるからこそ、守らないといけないからな。
誰もいない間に敵に潜られたら厄介だ。
「で、おれらのチームをどう分けるかだが……」
配置はこうなった。
中央 俺、リフィル衛生兵
東 メイベル隊員、マリク隊長
西 シャーロット副隊長
南 オスカー隊員
北 フェリサ隊員
「東西は守る場所が広いからな。指揮ができるやつと、手数が多いやつを置いた。南北は攻撃力が高いやつを置いた。何かあったときに東西中央の3方向にカバーリングすること」
そして、中央が俺と先生……か。
「ガンマ。おまえは目だ。意味はわかるな」
「はい。周囲に目を光らせておき、異常があったら直ぐに対処する、ですね」
そうだ、とマリク隊長がうなずく。
「今回はデカい山になる。しかも他国との連携もとらなきゃいけねえ。難易度の高いミッションだが、おまえらならできるとおれは信じてる」
信じてる、か。
軍には入って一番うれしかったのは、こうして上の人が、ちゃんと見ててくれることだ。
働きに対して、ほめてくれる。認めてくれる。そんな小さなことが、仕事をしていると本当にうれしい。
「一番警戒しなきゃいけない、皇帝陛下のパレードがあるのは初日の今日だ。何かあるなら今日だろう。みな、十分に気をつけるように!」
【★☆新連載スタート!】
先日の短編が好評のため、新連載はじめました!
タイトルは――
『伝説の鍛冶師は無自覚に伝説を作りまくる~弟に婚約者と店を奪われた俺、技を磨く旅に出る。実は副業で勇者の聖剣や町の結界をメンテする仕事も楽々こなしてたと、今更気づいて土下座されても戻りません』
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