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【完結】S級パーティーから追放された狩人、実は世界最強 ~射程9999の男、帝国の狙撃手として無双する~  作者: 茨木野
第3章

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125.裏切りの騎士



 いよいよ、生誕祭が始まろうとしている一方。


 神聖皇国の聖騎士リューウェンは、上司と会話していた。


「は……!? ど、どういうこと……でござるか……?」


 彼がいるのは、帝国から与えられてるアパートメントの一室。

 目の前には水晶玉があり、それをとおして、上司からの信じられない命令を聞いた。


「帝国を……裏切れ……? ですって……」


 上司からの命令は、生誕祭で、帝国側に加勢するなということだった。


「加勢するなって……何か起きるのでござるか!?」


 水晶玉からの返答は、簡潔なものだった。


『君は知らなくて良い』


 ……その一点張りだ。

 何かが起きる、それは確定しているのに、皇国はそれに対して手を出すなという。


「そんな……出来るわけないでござる! 危機を知りながら手を出さないなんて!」


 帝国は確かに、自分たちの祖国とは違う。

 しかし、そこでは知り合った友がいる。

 友の居る国に危機が訪れているというのに、黙ってみてなどいられない!


「とにかく、拙僧は命令には従いません!」


 だが……

 上司からの【提案】は、飲まざるを得ないものだった。


「…………」


 なんと、卑劣だろうか。上司からの命令に、リューウェンは従わないといけない。

 そうしないと、自分以外のものに迷惑がかかる。


「……復唱します。生誕祭で、我ら聖騎士は、一切帝国に加勢しない、でござる」


 命令は以上といって、通信がキレる。

 ……リューウェンは、血が出るほど拳を強く握りしめるのだった。

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