118.意外とつらい
その日、書類仕事を終えて、帰ろうとしたとき……。
「あ、メイベル」
ちょうどロッカールームから私服姿のメイベルが出てきた。
目が合うと、「ふーんだ」と顔を背けられてしまう……。
え、なんで……だ。
スタスタと歩み去って行くメイベル。わ、わからん……。
わからないが、なんでだろう。胸が苦しい……。
「よぉガンマ……って、どうしたおい?」
「隊長……とシャーロット副隊長」
これまた私服姿の隊長副隊長が、一緒に歩いていた。
副隊長のかたのうえにリスである隊長が乗っている感じである。
「さっきメイベルにそっぽむかれて、そしたら……なんだか胸が痛くて……」
魔蟲族とのバトルよりも、俺はけっこうくるものがあった。
ああー……とマリク隊長達がうなずく。
「ガンマよ、これから暇か? 一緒に飲みにいかね? おれたちと?」
「隊長達と……ですか?」
「おうよ。答えてやるぜえ、その胸の痛みのしょうたいをよぉ」
是非とも教えて欲しかったので、俺は隊長達についていくことにしたのだった。
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