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116/242

116.疑惑



翌日、俺たちの隊の詰め所にて。

今日はデスクワークしてるのだが。


「じー」


あさから、ずっと見られてる。


「じー」


俺の隣から、視線を感じる。


「じーーーーーー」

「……なんだよ、メイベル」


同僚の少女、メイベル・アッカーマン。

同じ胡桃隊のなかまであり、いま、気になってる女だ。


彼女はあさから俺に何かいいたげで、しかし、話しかけてこない。


ついに、こっちから話しかけてしまった。

彼女は待ってましたとばかりに声をかける。


「昨日は、お楽しみでしたねっ」

「は?なんのこと?」

「先生と、い、一夜を共にしたんでしょー!」


部屋の中に、彼女の声が響く。

部隊の全員に、聞かれてしまったのだった。

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