109.収穫
【★読者の皆様へ】
書籍化に伴い、タイトルが変更になります。
旧)超遠距離から一瞬で敵を狙撃してたのに、何もしてないとS級パーティを追放された最強の弓使い~ホワイトな帝国の軍部で俺を評価してくれる人達と働いてるので、今更泣きつかれても遅いです〜
↓
新)S級パーティーから追放された狩人、実は世界最強 ~射程9999の男、帝国の狙撃手として無双する~
リューウェンとの模擬戦にて、得体の知れない闘気とかいう技術を使って、やつが攻撃してきた。
だが攻撃を回避し、俺はやつに一撃を入れたのだった。
「…………」
やつの拳にまとっていた、謎のエネルギー。それを俺は肌で感じることができた。
だから、避けることができた。
「そこまでだ!」
リスのマリク隊長がそう宣言する。
わ……! と周囲が沸き立つ。
「すげええ!」「リューウェンさんを倒したぞ!」「やるな、帝国のスナイパーは!」
神聖皇国の聖騎士達も、そして帝国の軍人達も俺に惜しみない拍手を送ってくれる。
だが周りの賞賛の声が遠くに感じるくらい……俺はたったいま、感じ取ったもののほうに興味があった。
リューウェンのまとっていた、あの黄金の風のようなもの。
やつが攻撃を放つ瞬間、はっきりと俺は肌で……そして、刹那の間だったが、眼で捉えられた。
「リュー! 大丈夫か、リュー!」
彼の相棒、山猫の聖女ミーシャがリューウェンに駆け寄る。
ぐぐっ、と彼は体を起こそうとして……諦め、大の字になって眠る。
「まいったでござる! 完敗だ……! まさか、闘気を持たぬ御仁に、真正面から打ち破られるとは! あっぱれでござるよ!」
俺は彼の元へ行って、手を差し伸べる。あっぱれっていうなら、こいつもだ。
今まで肉弾戦であんなに強かったのは、魔蟲族の護衛軍、剛剣のヴィクターくらいだった。
「あんたも、強かったよ。勉強になった」
にっ、とリューウェンが笑うと俺と手を取る。
こうして模擬戦は終了した。予想外の、大きな収穫を得て。
【★読者の皆様へ お願いがあります】
ブクマ、評価はモチベーション維持向上につながります!
現時点でも構いませんので、
ページ下部↓の【☆☆☆☆☆】から評価して頂けると嬉しいです!
お好きな★を入れてください!
よろしくお願いします!