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【完結】S級パーティーから追放された狩人、実は世界最強 ~射程9999の男、帝国の狙撃手として無双する~  作者: 茨木野
第3章

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104.手合わせ



 帝国軍と神聖皇国の聖騎士たちとで、合同訓練をしている。

 リューウェンのおっさんから、模擬戦の申し出があった。


「…………」


 何を考えてるんだ? こいつ。

 俺と戦って何の意味があるんだ? 大体今は訓練中なんだが。


「警戒させてしまったらすまない! ただ、拙僧は君の強さを知りたいのだ」

「いや……俺そんな強くないですし」

「カカ! ご謙遜を」


 す……と目を細めてリューウェンが言う。


「確かにおぬしは力をあまり誇示しないタイプと見受けられる。だが拙僧は感じるのだ。おぬしが鍛え、磨き、身にまとっているオーラの鋭さを」


 ……オーラとか言われてもわからん。

 だが確かに、力をセーブしているのは確かだ。


 リヒター隊長からも本気を出さないよう釘を刺され、故郷でもらった弓を使うことを禁じられている。まあ、だいたい狩りにパワーなんて必要ないから別にいいのだが。


「お頼み申す、是非」


 これはちょっとやそっとじゃ引いてくれそうにないな。

 力を見せつけるのは嫌いなんだが……。


「いいじゃねえかガンマ。戦ってやんな」

「隊長……」


 マリク隊長がにかっと笑う。


「こっちも神聖皇国の聖騎士、しかも13使徒がどんだけやんのか、教えてもらうじゃあねえか、な?」


 ……確かに味方となる人間の強さは正確に把握しておきたい。

 ともに戦うにしろ……。……後ろから、刺されるにしろ。


 最悪を考えすぎか……でも、後で後悔するよりは良いと思っている。


「わかった。こちらこそよろしくお願いします」


 こうして俺はリューウェンと模擬戦をすることになったのだった。


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