表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

102/242

102.リスは喋らない



 リューウェンのバディを探し当てた後、俺たちは軍部へと向かう。

 忘れてしまうところだが、今日は生誕祭前の合同訓練の日だ。


 本来の集合時間から結構遅れてしまった。


「すまなかったでござるな、お二人とも。拙僧達のせいで、おそらくは遅刻であろう」

「気にすんな。それに、うちの隊長はそんなことじゃ怒らないよ」


 ほどなくして、俺たちは軍部に到着。


 庭では既に合同訓練が開始されていた。


 軍服を着たリスこと、胡桃くるみ隊隊長のマリク・ウォールナットさんが俺に気づく。


「よぅ、迷子は見付かったかい?」

「ええ、問題なく」

「そうかい。そりゃなによりだ」


 ぽかん……としているリューウェン。

 多分隊長があっさりおれらを許したのに、びっくりしてるのだろう。


「な、なんと! り、リスが!」

「リスがしゃべってんじゃねえかぁあああああああああああ!」


 あ、そっちに驚いてるのか……。


「そんな驚くことか?」

「え!? むしろなんでそんな驚いてないのでござるか!? リスでござるよ、リス! しゃべるわけないじゃないでござるかー!」


 ……い、言われてみれば確かに。

 なんか、隊長がリスなのが当たり前すぎて、特段不思議に思っていなかったが……。


 ふっ、とマリク隊長がかっこつけた調子で不敵に微笑む。


「確かにただのリスじゃあ、しゃべれないわな。しかーし! おれは特別な……うわっ、こら、なにすんだー!」


 いつの間にか山猫聖女のミーシャが、隊長のしっぽをつかんで、興味深そうに見てる。


「なあ、リュー! これ食っていい?」

「「だめです!」」

【★☆★読者の皆様へ 大切なお知らせです★☆★】


新作投稿しました!

タイトルは、


『【連載版】異世界を行き来できる俺、現実でも無双できるけど田舎でスローライフする~冤罪で会社をクビになったが、田舎の祖母の家で異世界への扉を発見。異世界で無双し現実で働かず趣味に興じる~』


ページ下部にもリンクを用意してありますので、ぜひぜひ読んでみてください!


リンクから飛べない場合は、以下のアドレスをコピーしてください。


https://ncode.syosetu.com/n6099hx/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ