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俺はいつものように円周率が書かれた本を読みながら道路を歩いていた。
するとトラックに轢かれた。
次の瞬間俺は異世界にいた。
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1章:π
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俺がなぜ、そこが異世界と分かったかというと・・
まず上空に空飛ぶ絨毯、そしてほうきに乗っている女性
物理法則に反した動きをするボールで遊ぶ子供たち
理系の俺はここが「魔法が使える世界」であることを直感で理解した。
それと同時に俺は「円周率の呪縛」から解き放たれたことを歓喜した。
実は言うと俺は元の世界で円周率を1年以内に314桁覚えないと殺されると脅されていたのだ。
俺はそれを聞いてから、毎日寝る間も惜しみ円周率を覚えまくる日々を送った。
脅されてから300日後、ようやく100桁覚えたところでトラックに轢かれて異世界入りだ。
「これでもう殺されることはないね・・π」




