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現実逃避していたら異世界に  作者: 弘崎宏
始まりは現実逃避
7/19

返品不可です。(二回目の召喚)

早速再び投稿

実はネタは思い付く限りまだまだあるのですが

何せ言葉に著す難しさに苦戦中です。

まだだ、まだ希望はあるっ!

きっとフェンのようなもふもふな神獣様が居る筈。

いや、神獣様じゃなくてもいいからどうかもふもふを俺にお恵み下さい。


「いつまでそうしてるの?さっさと召喚するならしなよ?」


「カリス、また、フェンのようなもふもふ来てくれるだろうか?」


訓練が終わり早速カリスのところへやって来た俺だったが不安は尽きない。


「ん~?どうだろうね、神獣様を使役してるなら限り無く召喚するの無理、無駄なことしてる気がするけどリサクなら何か出来そう」


カリスの言葉を胸に

思い立ったら直ぐに行動

フェンだけ使役してても悪くないけど

やはり俺にはもっと仲間が必要だ

出来ればフェンより小さくてもふもふした精獣なんかが来てくれないかな?

いや、でかくとも良い、この際、贅沢は言わないからどうか俺に新たなもふもふをっ!



「おぉっ?これは・・・」


俺の強い願いに法陣が淡いブルーの色に輝き


「んっ、私を呼んだのは貴方?うふふ、貴方が私のご主人様になるのね?」


「えっと、どちらさんで?」


「ちょっと、リサク!神獣クラスの精霊様に向かって何言ってるのよ!?」


「神獣クラスの精霊?じゃあ神霊?」


「馬鹿っ!そんなのいないわよ!神の化身のような存在よ!」


俺が願ったのはもふもふ

だが目の前には淡いブルーのウェーブかかった髪の美女。

ボンッキュッボンで隣にいるカリスが可哀想に思えるくらいグラマラスでセクシー

もふもふじゃなくてパフパフだな


「私は、ネプティ、貴方に仕える事を嬉しく思うわ」


「何故に?出会ったばかりだぞ?」


「ええ、出会ったばかりでも、私を顕現させたのは貴方が初めて。つまり、私の初めてが貴方なの」


「初めてって、そんな理由で?」


「うふふ、親和性も良好でこれ以上ないくらい私と貴方との相性がいいの」


「そうですか、なぁ、カリス、呼び出して置いて何だけど契約しないってのもありか?」


「あんたねぇ!」


「うふふ、貴方が契約しないなら私から契約しちゃいます」


「えっ?」


柔らかい

何がとは言わない

ネプティさんに抱き付かれたと思ったら俺とネプティさんとの間に何か繋がる感じがした。


「はい、これで私と貴方は一心同体。これから末永く宜しくお願い致しますね?ご主人様?」


「末永くって」


「ええ、返品不可です。ずっと私は貴方のもの」


何かとてつもないものを引き当ててしまった

いや、美女だしナイスバディ―だから大歓迎だけど

重いよこの精霊様


「そんな、余りにも出来過ぎた話、にわかに信じがたいけどどうなの?」


「召喚術は術者の魔力を媒介して成すものだから、リサクみたいな魔力馬鹿がまた神獣クラスの精霊を引き当ても可笑しくはないかな、リサクは本当、規格外の存在ね」


「ご主人様がフェンリルと契約を交わしたことは私たちの世界でも知られていますよ?」


「へぇ、精霊界とかやっぱり存在するんだ?」


「精霊界?エレスアニマが精霊や精獣が住まう場所と言われているわね、ちゃんとそこら辺も勉強しておきなさいよね」


召喚術のことだけ頭に入ってたから

そこまで考えが及び着かなかった。


それにしても


「ネプティさん、もう帰っても大丈夫ですよ?」


「うふふ、フェンリルを意味もなく呼び出しているのですから、私も意味もなく呼び出して頂いて構いませんよ?ご主人様と一緒に居られるだけで私、嬉しいですから」


美女さん何だけど性格に難ありな気がする

まだカリスの方が付き合い易いよ


「フェン、助けて」


「・・・・・・何故、ネプティがいる?もしや、契約を交わしたのか?」


「あらぁ、フェンリル、ご無沙汰してますね?私もご主人様に使役して頂けることになりましたの、うふふ、これからはご一緒にご主人様の役に立てるよう務めましょうね?」


「主、この女は厄介だぞ?気に入ったモノには生涯付いて離れない気質だからな」


やっぱりネプティさん性格に難ありじゃん!?


「二体も神獣クラス召喚して良く平気だね?普通は出来ないことなのに、やっぱりリサクは変人ね」


カリスにも変人扱いされた!


「俺はもふもふを増やしたかっただけなのに」


「主、我に飽きたらず、何て愚かなことを」


「愚かなことでも、お陰で私はご主人様に出会えました。フェンリルもご主人様に仕えるのは満更でもないのだからそう邪険にしてはいけませんよ?」


「邪険にしてはおらぬ。ただ呆れているだけだ」


魔力消費半端ないです。

フェンとネプティさんで魔力制御し続けるの難しい。

どちらか一方に魔力の繋がりを途切れさせる訳にも

いかないし

相当鍛えられるけど


「ギブアップっ!!二人は流石にキツいっ!」


「あらあら、まぁまぁ、確かに魔力の繋がりが薄れてますね?ご主人様、私たち、二人を現界出来るように魔力制御の方、訓練致しましょうね?」


「へっ!?」


「主、我は一更に構わぬよ?主が鍛えられるのであればな?」


「そんなせっしょうな~!」


無理無理無理

二人一緒になんて毎日してたら

いくら魔力あっても身体もたないぞ!


「良いと思うよ?魔力制御上手く成れば使役出来る数も増えるし」


「よしっ!頑張るぞ!次こそはもふもふだ!」


「その意気ですご主人様!」


「あ、ご主人様はちょっと、メイドカフェ行ってるような感じになるので」


「メイドカフェ?では貴方様とお呼びしますね?うふふ、ますます親密が増して良いですわね」


早まったか?

まだご主人様と呼ばれていた方がましだった。



お読み頂きありがとうございました♪

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