表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私は、女の子です  作者: 檪井青
34/36

ゴスロリ? えっ? どういうこと

ふうぅう。長風呂をしてしまった。


 みんなと入ってどきどきしたし、サアラのセクハラに怒りマークになったし、思った以上に疲れてしまったようだ。


 もう今すぐお布団に入って眠ってしまいたい。でも、寝る前に何かすることがあったはず。


 思考回路は、ぐるぐる回って考えがまとまらない。それどころか、早く寝ろとばかりに上瞼と下瞼をくっつけようとする。一生懸命にあらがってみても、くっつこうとする瞼は、強力磁石のように引き合っている。


 ああもう駄目だ。


 明日、すっきりした頭で思い出そう。


 おやすみ・・・・・・・


 ぐーーーーーーー すぴすぴ ぐーーーーすぴ・・・・す・・・・・


 『はぁあい!! イリーナ!! 異世界は楽しいかしら?』


 『・・・・・・』


 『うぅ~ん。まだ、寝ぼけてる?』


目の前には、可愛いふりふり付のドレスを着た美少女。


 『えっ? 女神さまですか・・・』


 『そうよ。ほらイリーナ寝落ちする時に「何かすることがあったはず」って考えていたでしょ。それ、私に訊きたいことがあったんだよ。だから、こうして夢の中に入ってイリーナの訊きたいことに答えてあげることにしたの』


 『あっ! そうだった』


 『思い出した?』 


 『そうそう、不思議に思ったことがあったのよ』


 『私がプレゼントをしたゴシックロリータの服、それを見たみんなの反応、でしょ?』


 『そう!! そうよ!! ねえ?! なんで? なんで?』


 『うふふぅ~。し・り・た・い? そうよね、知りたいわよね』


 ちゃめっけたっぷりに、ウインクをして、胸を張ってえっへんと威張る女神様。私としては、それよりも早く答えが知りたい。なので、ここはスルーさせていただきます。


 無反応


 『ちょっと、酷いわ~。何か反応してよ』

 

 『・・・』


 可愛らしく両手をぐーにしてお口の前にもってきて、目をうるうるさせても、知らんぷり。 


 『ああもういいわよ。けちっ!!』


 べーって舌を出す女神様についつい噴出してしまった。それで満足したのか、漸く肝心の話が聞けた。


 『ぶっちゃけちゃうと、「ゴスロリ」って、「ゴシック アンド ロリータ」の略。「ゴシック」って、もともとは、「ゴート人」からきているのよ。12世紀後半から15世紀にかけてのアルプス以北の建築様式を「ゴート人風」「ゴート風の建築」となって、長い時の中、衣服もひっくるめた広い意味で「ゴシック」となるの。それに、日本人が独特のファッションとして生み出したのが「ロリータ」。「ロリータ」の語源はウラジミール・ナボコフが発表した同名の小説に登場する、中年の文学者に一目惚れされ、それを翻弄する12歳の美少女・ドロレス・ヘイズのドロレスの部分を変形した愛称ニックネームの1つからきていて、まぁそれも、日本風に 「少女の小悪魔的な美しさを表現したスタイル」 として、発展していったものね』


 『えっと・・・、それで? どういうこと?』


 『今のアランティアは、私の趣味で、「ゴート風の建築」や「衣装」の時代だってこと。さらに、日本風も取り入れて発展させえているのだ!!』


 えっと・・・、どこから突っ込めばよいのだろう・・・?

 ぐるぐる回る頭で、取り敢えず整理。

 つまり、女神様の趣味で、「ゴスロリ」が当たり前の世界だから、誰も可笑しいと思わないってこと?


 『そうゆうこと』


 両手を腰に当てて、エッヘンと頷く女神様。

 頭がクラってする私・・・・・・・・・・。


 遠くなる意識。


 落ちる浮遊感。


 はっ!!


 がばって布団を持ち起き上がる。


 辺りをきょろきょろ見て???を、頭から振り払う。


 あっ、そうか。ここは、取り敢えず作った『館』中の一つである昨日決めた私の部屋。うん、私の意識、しっかりクリア。合格。っていうのも変か・・・?


 はぁあ。溜息が出る。しっかり寝たはずなのにどこか疲れが残っているのは、女神様から聞いた話のせいだろう。兎に角、ゴスロリの服だ。ここでは普通ということなので、特に気にするようなことわないだろう。


 最後の方で、女神様の『服の追加は、クローゼットの中ね』というのが聞こえたので、明日・・・じゃなかった。今日の朝みんなに配ろう。


さて、その前にどんなのがどのくらい入っているのかチェックしよう。


何か、クローゼット開けるのが怖いなんて思うのは、きっと気のせいだと思いたい・・・・・・・・・。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ