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私は、女の子です  作者: 檪井青
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女風呂2

 やはりお風呂はサイコー!!


 自然と目を瞑って、ふぅ~と息を吐く。


 じんわりと温もる身体、疲れがとれていく。


 ゆっくり閉じた目を開けたそのすぐ先に、たぷんと浮かぶ大きなメロン2つ。


 うっ・うわぁwwwwwww


 元男なので、見慣れていないその大きなメロンに、ついついガン見。


 やばいーーー、やばい!!


 突然思い出す前世の記憶。そうだよ、私は元男。これっていいの? いいの?


 今は女だし、前世だって男だったけど心は女だったし、これってセーフ? セーフ?


 「おや、何焦っているのさ。同じ女同士だろ。あんたにも同じものがあるだろうに可笑しなやつだな」


 くすくす笑うパルル。


 ぎくっ!! 


 でもでも、しつこいようだけど、私は元男。心は女だったけど、見慣れているのは、憧れていた胸ではなくて、嫌悪感満載のおち○ち○。


 焦っている私の背後から、何やら悪寒がする。


 近付いてくる恐怖の予感。


 えっ!? なぜ?


 厭らしい笑みと共にやってくる大魔人。その名もサアラ。


 そっと後ろから伸びてくる魔の手。


 嫌らしく触ってくる、正しく変態の手。

 

 ぞわわわぁwwwwwwwww


 背筋が、腕が、身体全体が拒否する。


 暖かいお風呂の中だというのに、鳥肌だよ、ぶるぶる。


 「してる」


 静かなる低温が(何やそれ~)、お風呂場に響く。


 サアラの手が私から離れ、ホッとするより、まず、スススーと逃げますよ!!


 「女の子同士だし、ちょっと胸タッチなんてよくあるコミュニケーションじゃないの。減るもんでもないし~」


 いいえ、減ります。ええ、もうがっちりと。


私の精神がガリガリと削られていってます。


 それにちょっと触るでなくがっちり触って揉む!の間違いでしょう!!


 「う~ん。でも、パルルはでかすぎかな? 大きすぎても、小さくてもだめよん。理想はやっぱり片手サイズ。張りもしっかりして、年がいってもみっともなく垂れ下がらないサイズがいいわよねぇ~」


 何言っているのよ。おっぱいは、大きくても小さくても、女の証ってだけで素晴らしいのよ。 


 「否、それ以前にこっちも遠慮する。そんな変態なんかに触られたら、鳥肌がたつ」


 想像してだけで、震えて鳥肌がたったのか、両手で腕を擦っているパルル。その気持ち同感です。


 「変態とは失礼ね。胸は女性の全ての者に与えられた、命育む女神からの贈り物。それは、神秘なる輝きを放つ存在」


 右手を天へ捧げるように、そして左手を胸に当てて力説をするサアラ。


 かなりの鈍引きだ。


 「それは、胸ってより子宮でしょう」


 薬師のルリの鋭い指摘。それを、サアラは気にも止めず、しっかり、魔の手をルリに伸ばし揉みしだく。


 「ルリは、男の人を知らないのね。男はね、だいたいの人が大きいのが好きなのよ。胸はね、私は女ですよって、回りの男にアピールするものなの。それがないと、男か女かわかりずらいでしょ? 胸ってね、揉むと大きくなるの。だから、私がもんで、大きくなるようにしているのよお」


 「なに、こじつけてんだい。自分の都合のいい言い訳を後からつけただけだろ」


 パルルが、ルリの胸を揉み続けるさあらの手を引き剥がしてひねる。


 「サアラ。あなた、男だわ。男に生まれるべきだったのよ。その胸に対する変態さ、歪んだ執着わ、正しく男だ!!」


 私は、男だったけど、女に生まれたかった。


 サアラは、そんな私と、逆の立場なんだ。


 「そうね」


 「そうです」


 「そう・かも?」


 等、みんなから肯定の言葉が帰ってきた。


 「何言っているのよ。男なんて動物よ。私は、女で女性が好きなの。男なんて生まれていたら、今ごろ破局してるわよ~~~。胸わね、この世で女神様から与えられた最高の贈り物で恩恵なんだから!」


 解ったから、両足を広げて立ってふんぞり返らないでよ~~~。


 すっぽんぽんでそのポーズ。私にはハードルが高すぎます。


 回りの女性は、これって平気なのかな?


 ちらっと覗いて見ると、ディアナもメープルも、顔を赤らめて目をそらしているので、これが普通ではないようだ。


 よかった。


 やはり、いくら女の子同士と言えど、羞恥心は大事です。


 「はいはい。お前が危険人物というのはよくわかった」


 「小さい子たちの教育的にも一緒は善くないだろう」


 「そうですね。私も、男の人とお風呂に入っているみたいで落ち着きません」


 その後、全員一致で、サアラにはここから出てもらい、自分の部屋にあるお風呂を利用してもらうことになりなりました。


 サアラは、最後まで抵抗していたけれど、パルルとイセリナが、両腕をしっかりと掴み、引きずられるように強制退場させられました。


 そして今日も、お風呂場の平和は保たれたのであった。



 ちゃん ちゃん。


 なんて冗談は置いといて、お風呂場から閉め出されたサアラは、しばらくの間わめいていたけど、そのうち諦めて下に降りていった。


 それで、私たちは安心して、身体を洗って、髪も綺麗にした。中には、洗いっこしたりしている人もいて、楽しかった。

  

 「ねえ。胸って、揉んだら本当に大きくなるの?」


 ジュリがポツリと呟いた。


 「そうね、そう言う話も、なきにしあらずかな」


 ラーラが、考え深めに答える。


 「そうね、でも、好きになった人に揉んでもらっって大きくすればいいのよ」


 「ああ、自分で揉んだりなんてのは、邪道だね」


 「そっか」


 「そうそう」


 うーん。じゃあ私は、ダイアンに揉んでもらおっと。


 顔を赤らめて、お風呂で火照った身体を更に熱くして、自分の部屋に戻った。


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