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私は、女の子です  作者: 檪井青
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ギザンの自己紹介

「イリーナ様。わたくしも、自己紹介をさせて頂いてよろしいでしょうか?」


 この声は・・・、ああ、そうだよね、ギザンのものだ。


 でも、なんでギザンがここに???


 ギザンは、物語ウサギ族だから、人の前に出ない方がいいってことだったはず。そりゃあ確かに変身スキルがあったら、それを使って誤魔化せるから、普通に出かけたりすることもできるようになるそうだけど・・・。


 今はまだ、そのスキルを得るための準備段階で、まだまだ先にならないと無理だったはず。


 『しょうがないでしょ』


 『えっ? 女神様ですか?? でも、女神様でも難しかったのではないのですか? 』


 『そうよ。持って一時間。何かの拍子で変身が解ける可能性もあるから気を付けてね』


 『ありがとうございます、女神様』


 『いいのよ。でっ、もやもやにいらいらに、どんよりですっけ。それは、治ったかしら? 』


 私は、胸に手をあてて考えてみた。そうだね、今度はちょっと甘酸っぱいかな? でも、さっきのように嫌な感じは一つもしない。


 現金だね。


 私は、そっと後ろを振り向いた。


 そこには、物凄くかっこ可愛い美男子の姿が・・・・・・・・。


 えっ!? 誰?


 『ちょっと、ひどくない? その反応。 ギザンに決まっているでしょう』


 えーーーーーー!!!


 これが、ギザン!!?


 「えっと、貴殿はいったい?」


 女性の一部(もちろんサアラ以外ってこと)みんなギザンに目を奪われてポーとしちゃっています。


 「ひどいですね。わたくしは、ギザンと申します。イリーナ様の執事をさせて頂いております。皆様、よろしくお願いします」


 「えっ!! ギザンなの!?」


 サアラが盛大に驚いていますが、私も同感です。


 これからは、ギザンの顔を見るたびに頬が熱くなってしまいそうです。


 いやいや駄目です。私は、ダイアン一筋です。


 『そういい聞かせているということが、すでに違うってことだと思うんだけどね』


 何か女神様がつぶやいていますが、それどころはではなかったので、聞き逃していました。本当に自分が好きな人と、恋にあこがれて思い込んだままに好きだと感じている人は違うのだと、気が付くのはまだ先となるのでした。 

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