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私は、女の子です  作者: 檪井青
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今更だけど自己紹介1

ふぅう。


 いろいろありましたが、漸く、ダイニングルームで、ゆったりとティータイムができました。


 お茶を入れてくれたのは、もちろん付喪神たちです。なんだか、神様に入れて貰うというのは失礼な気がするけど、彼らはとても嬉しそうにやっているので善しとしましょう。


 でも、ちょっぴり思うのは、この場にギザンがいなくて寂しいなってこと。


 ギザンは、『家』の方に居ます。まだ変装スキルを手に入れてないので、安全のためにも、みんなと合わせるのは保留かなって。それでも、1人仲間外れにしているようで、申し訳ない部分もあったりすると同時に、初めてのことでおろおろしている私を助けてくれて、こちらの世界のお父さん(お母さん?)の様に思っていたりしていたので、なんだか心許ないです。


 『館』の私の部屋は『家』とつながっているようなので、私は簡単に行き来できるようになっていますが、それでも不安です。


 みんなが、一息ついた頃、ダイアンから提案が出ました。


 「みんなそれぞれ打ち解けてきたかと思う。少し今更という感もなくはないかもしれないが、改めて自己紹介などどうだろう」


 そういえば、名前とかの簡単なことは、裸だった彼女たちの着替えの時に大体の会話の中で(服などの好みや、男の人の好みの話もありました)、私たちはお互い知ることができていますが、その時、ダイアンたちの男連中はいなかったので、彼女たちの名前も知らないんですよね。


 「そうだな。彼女たちの場合、これからどうしたいかとか、聞いときたいかもな」


 「大丈夫さ。みんな僕のお嫁さんで決定・・・」


 ばしゅー!! 決まりました。ガイの脳天にサアラの平手打ち。


 うーん。ガイは、バカだね。


 さすがの私でも、やらないアピールだわ。ある意味勇者だけど、サアラに嫌われる一方だよ。それでいいのかしら。


 ガイは、頭を押さえてしゃがんでる。でも、ちらって見えた顔は、にたにたしていて、気持ち悪くなった。


 成程!! 


 ぽんと手を叩いた。


 つまりガイは、マゾだ。それなら解る気がする。あくまでも、気がするだけで、自分なら嫌だからしない。


 「言い出した、おれからしよう。冒険者チーム『命の輝き』のリーダー、ダイアン・デスクだ。よろしく」


 うん。相変わらずかっこいいです。お辞儀した時の、首の筋が色っぽいです。


 「は~い! 次は私がやる!! 私は、魔法使いのサアラ・カレッジ。女だけど、女の子が大好きなの。ただ今彼女を募集中です。誰か、恋人になって~♡」


 はい。投げキッスは叩かせていただきます。


 べしっ!!!


 「はい!はい!! ぼくの名は、ガイ・ハート。甘いマスクで、愛を語るよ。どう、ぼくの彼女にならないかい?」


 「「「「「「いいえ。遠慮します」」」」」」


 ははっは。速攻で断れてやんの。あれ? でも、8人の内、6人ぐらいの声しかなかった気が・・・?


 ちらり>

 

 ありゃ、ぽーとなっている子もいるわ。まあ、好みなんて人それぞれだしね。でも、ガイはサアラの事が本当は好きなんだよね。


 ガイも、この中の誰かが、本気にして告白してきたらどうするつもりなんだろう。ちょっと見ものかも。しょせん他人事ダシね。


 「俺は、斥候のヒャト・アンライだ。よろしく」


 ヒャトのは、普通だね。この流れで行くと、次は私かな?


 あれれ・・・? でも、この中での私の立場って? 私の立ち位置って?

何になるのだろう?


 ゴン!


 痛っ~た~い。ぶぅ ぶぅ ぶぅ。こんなことをするのは、ヒャトしかいない!!


 きっ!! 睨みつけてやる!


 「何遠慮しているんだ。こいつは、俺たちの妹分のイリーナ。この『館』でも分かるように、常識はずれのお調子者だ。ほれ。後は、よろしくだ」


 そう言って、私の頭を押す。悔しいけど、嬉しい。嬉しいけど、素直になれない。なんか、もやもやする。だから、ダイアンをチラリと見ると、気が付いたダイアンがスマイルで頷く。


 ノックアウトです。


 「よろしくお願いします」


 ペコリンとして真っ赤になった顔を隠すようにそのまま下を向いて、にやにやしちゃいます。 


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