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門前の小娘、後門の侍 前編

長くなりました(汗)

いつもの出来ですが、どうぞ!

前まで

とうとう紅魔館突入!

果たして、レオンは生きて帰れるのか!?

そして、作者の投稿ペースの行方は!?

レオン「・・・それは自分でどうにかしろよ。」




美鈴「はぁ!」


先に動き出したのは美鈴であった。

レオンはガードするが、やはりと言うべきか女性のパワーではない。

だが、戦闘に支障をきたす程ではないので問題はない。


レオン「・・・なるほど。」

美鈴「はいッ!」


しかし問題なのは、そのパワーを連打してくる事。

顔、鳩尾、右胸。

急所を的確に狙ってくる。


勿論レオンも負けていない。

美鈴の攻撃をいなし、足技や掌底等で対抗する。

レオンは一息つくために距離を取る。


美鈴「一応、体術は出来るようですね。」

レオン「・・・師匠に言われていてな、「剣士は刃が無くても心に刃を持て」って言う教えで、体術を師匠や先輩に教わってもらっていた。」


レオンはすぐさま美鈴に近づき、拳を腹に3発与えようとする。

勿論、美鈴もそれに気付き紙一重でかわす。

その時にレオンの体勢は足に力を入れていた。


レオン「・・・ドンピシャだ。」

美鈴「ッ!?」


美鈴は何かを察し、ガードの構えをとった。

レオンはバック転で蹴りを美鈴に当てた。

美鈴はその衝撃でガードを崩されてしまう。


美鈴「サマーソルト・・・!」

レオン「・・・俺は脚力の強さなら、自信あるぜ。」

美鈴「どおりで足技が多いと思ったらそう言うことでしたのね。」


レオンは脚力が人一倍強い為、足技を軸とした体術を修得している。

しかし、足技だけでは体術としては一枚も二枚も上手な美鈴にすぐ見切られてしまう。


そこで、レオンは少し頭を回転させる。

パワーで一気に押すのではなく、小さいながらも確実にダメージを重ねれる技。

レオンの性には合わないが、実際なりふり構っていられない。


レオンは構えをかえる。

腕を90度に曲げ、振り子の様に腕を振るう。


美鈴「なんのつもりですか?」

レオン「・・・まぁ、攻撃してくれば分かる。」


美鈴は考えた。

見たことのない、異様な構えなだけに少し近寄り難い。

しかし、攻撃しなくては始まらない。

多分ハッタリの筈であると心に言い聞かせ、レオンに向かって駆けていく。


レオン「・・・シッ!」

美鈴「クゥ!」


美鈴の身体に鞭に打たれた様な衝撃。

しかしレオンの手には鞭どころか武器も持っていない。

今度はしっかりガードを構えて突撃する。


美鈴「これは・・・フリッカー!?」

レオン「・・・ご名答。」


フリッカーとは現実で言うボクシングの技の一つ。

腕を振り子の様に振って、鞭の様にパンチをしならせて打つ技。

どこからパンチが来るか分からない、威力は小さいものの着実にダメージを与えれる等の、メリットはあるがしなやかな筋肉を持つ者ではないと修得はかなり困難と言われている。


勿論、これを一朝一夕で修得したわけではない。

昔から腕っぷしは強いわけではなかったレオンが独学で練習した技で、レオンもとっておきとして使っていた。


レオン「・・・来ないならこっちから行くぜ!」

美鈴「くっ!」


ここで一気に畳み掛ける。

レオンは少し嫌な予感を過らせているからだ。

美鈴は何かを狙っている。


拳と足技で乱打をかけるが、美鈴には通用していない。

先程までのガードとは違う。

先程まではしっかりと手応えはあったのだが、今は手応えがない。


レオン「・・・全部受け流しやがってやがる・・・。」

美鈴「流石にフリッカーには驚きましたが、貴方の攻撃は見切らせてもらいましたよ!」

レオン「・・・チッ!」


美鈴は一度後ろに下がる。

レオンの嫌な予感が的中する。


美鈴「では私も、とっておきを見せてあげますよ。」


美鈴の腕に気が纏われる。

美鈴からただならぬ闘気が発せられている。


レオン「・・・厄介な事になったな。」

美鈴「次は私が攻める番ですよ!」


美鈴は地面を蹴り、レオンに駆けていった。

その自信に満ち溢れた美鈴の顔は、レオンにとってはただの勝ちを確信した顔にしか見えなかった。


中編か後編に続く。(キートン風に)

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