基本は大事
かなり雑だなやっぱ・・・。
前回まで
まだだ、まだ終わらんよ。
あれから二時間は経っただろう。
何かと言われれば、この二人の稽古である。
レオン「・・・そこだ!」
妖夢「振りがでかいですよ!」
レオン「・・・わざとだ!」
レオンが右に刀を振れば妖夢は下がり、対して妖夢が隙の空いた腹部に斬撃を加えんとするとレオンはしゃがみ、居合の構えをとる。
レオンがイメージしているのは、防御をかなぐり捨てた攻撃。
中途半端に防御をするより、攻撃に転じた方が効率良く攻める事ができる。
妖夢「そこ!」
ガキィン!
レオン「・・・チィ・・・。」
しかし、少し間違えたら攻撃のテンポを崩されてしまう。
攻撃は最大の防御とは言うが、まずは攻めるタイミングや相手の状態等を把握しておかないと話にならない。
こうして二時間半の稽古が終了し、レオンと妖夢で反省会をする。
レオンは効率の良い攻め方を頭の中で模索する。
妖夢はレオンに対して色々疑問が浮かぶ。
妖夢「レオンさん。」
レオン「・・・何だ?」
妖夢「抜刀時の攻撃レパートリーはありますか?」
レオン「・・・!」
抜刀時の攻撃レパートリー。
刀を抜いた状態の事なんて考えたことなかった。
師匠にあれほど言われていたのがここで響くとは思わなんだ。
妖夢「レオンさんの場合、恐らくですが居合抜刀術に頼りきってしまってる感じがするのですよ。」
レオン「・・・確かに、な。」
思い切り図星を当てられる。
レオンは居合抜刀術で攻めの主導権を握り、後はまっくのうち!するだけのスタイル。
良く言えばハングリーだが、悪く言えば猪突猛進。
猪みたいに突っ込んでも華麗な闘牛士の様にヒラリとかわされてしまう。
レオン「・・・一応、ないことにはない。」
妖夢「でも先程の稽古でも、抜刀時の攻撃はあまりと言うか殆ど見ませんでしたよ?」
レオン「・・・居合抜刀術に馴れすぎてんだよ、俺はよ。」
とにかくだ。
抜刀時の攻撃のレパートリーを増やさないと駄目だ。
先ずは基本に帰って素振りだ。
基礎が出来てなければ応用なんて出るわけない。
レオン「・・・シッ!・・・シッ!」
妖夢(振りは悪くない・・・けど・・・まだ動きが少しぎこちない様な気がする。)
レオン「・・・何かちげぇ・・・。」
素振りなのだが、剣道初心者の動きみたくなっているのがレオンにも分かる。
次は少し踏み込む、力を抜く、何かを斬るイメージをする。
これらを守って素振りをしてみる。
レオン「・・・シッ!」フォン!
妖夢「・・・!」
ドンピシャだ。
まだ、遅いではあるがこの方法ならいける。
取り敢えず素振りを気が済むまでやってみることにする。
しばらく経ち腕が震えてきた。
腕もそろそろ限界なのだろう。
レオン「・・・ハァ・・・ハァ・・・。」
妖夢「なかなか良いスピードにまでなりましたね。」
レオン「・・・あぁ。」
取り敢えず最初よりも格段に速くなった気がした。
これを応用にも取り込もう。
幽々子「そろそろ終わりかしら~?」
妖夢「もう終わりますよ。」
いきなり幽々子がやってくるので少し驚いたが、そんなことはどうでも良い。
あとは明日の総纏めだ。
レオン「・・・悪い、明日も頼めるか?」
妖夢「はい、大丈夫ですよ。」
鉄はまだ熱い。
あと何回鎚を振るえるか楽しみだ。
次回で修行パートが終わる筈!




