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思い出しか愛せない

 私はホステスだ。 誰のものにもならない。なのに、あの「男」には抱かれても良いと思った。

 数学……それは私が私を愛せなかった時の言葉。

 私は数学科の彼と知り合った。激しい感情ではなったけれど、静かに恋心は膨らんだ。

 あの「男」が漏らした「整数論」。

 私は静かな恋心を思い出した。

 思い出を選んだ。

 あの「男」を愛したわけではない。私は思い出を抱いたのだ。

 私は彼を未だに追いかけている。

 私が私を愛せなかった時、全てを投げ出しても彼を愛したかった。

 ただ、街中ですれ違った時、彼は私には気づかなかった。

 それで悟ったのだ。

 彼を愛するには幼かった、と。


 あの「男」との夜はいつか忘れるだろう。

 ただ、また会いたいと思うのは何故だろうか?

 私は答えを探している。


 完

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