1 夢の中なんですか?
私の初めて書いた小説となっております。だんだんよくなっていく筈なので、気長にお読み下さい!!
そう。いつも通り。
二度寝をしてから朝起きて飯を食い、学校に行き、何となく授業を受け、即行で家に帰り、鞄も開けずに自作のPCの前に座ってFPSをして、適当な時間に切り上げ飯を食い、風呂に入って布団に入ればスマホを日付が変わるまでいじくり、眠たくなれば寝る。
そういう自堕落な生活サイクルを毎日繰り返す、至って平凡?な高校生活に送っていた。
筈だった。
「では、異世界へ転送する」
昨日までは。
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一面真っ暗な世界。それでいて、自分の体はしっかり見える。今俺は、そんな奇妙な空間に居るようだ。
……あれ、さっきまで布団でスマホいじってて……寝落ち?
暫くその場で頭だけを動かして、周りを見渡していて……「ン?」と、あることに気がついた。
いやに意識がはっきりしてるな……
とそこで、どこからともなくたぶん五十代半ば辺りの男の、低く迫力ある声で
「フハハハハハハハハハハハ!!」
と高笑い。いや、バカ笑い。が聞こえてきた。
続けざまに
「私は全ての世界を治める偉大なる最大神、フリフィート・ギニア・モーゼズ様の使いにして地球担当のレムナンド──」
──仮称:『謎の声』が全方位から聞こえるが、十中八九夢の中の事なので軽くスルー。
やたらハイテンションだしうるさい。こっちは寝てるんだぞ……
夢の中まで面倒な事はしたくないし、そもそも知らん人っぽいし、なんか偉そうだし。
「───貴様はなぜこんな場所にいるか不思議に思って」
まだ何か言っているようだ。
てか、俺に話しかけてんのか?何で俺の夢に出てくんだ?テレビで見た政治家かなんかだろうか。
────まぁ、
「関わらんとこう」
よって、仮称:謎の声は完全無視。
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夢の中でこんなに意識がしっかりしているのは、生まれて初めての経験だ。
取り合えず適当に跳ねたり地面を叩いたり、そこら中歩き回ったりしてみりわーーっと叫んでみたり……やってて気がついたが俺は案外幼稚かもしれない。
どうせ夢の中だ
「ふーむ。ここの床は固い上に味がしない……」
いろいろやってみた。というかふざけていた。
夢の世界に遠慮は要らない。だって自分の頭の中だもの。
「ふぅ……」
一通り暴れて(精神的に)疲れたので地面に座った。
──それにしても何もないな──
ずっと真っ暗な世界もあれなので、
超未来空中都市。中世のフランス的な異世界。核戦争後の世界。自分の押しキャラだけ居る南の楽園…等々頭の中で必死に想像してみた……が。
いくら考えても念じても、声を出してリクエストしてみても何も起こらなかった。
依然、辺り一面真っ暗変化なし。ジジイの声が響いている。
「………チッ」
軽い舌打ちをする。
途中で夢の内容は変更はできないようだ。ほんとにガッカリ……夢ってクソ仕様だ。おかしいだろ、俺の頭だぞ。何でゲーム、女の子パラダイスじゃ無いんだよ。
「─────貴様……聞いておる──」
「なんだよあのクソジジイ……」
「───今なんて?」
思わず頭を掻いた。
どうせこの夢の中で意識がはっきりしているなら、もっと楽しい夢が良かった…。
ゲーム満載とか、ラノベ満載とか、ゲーム満載とか、2次元の女の子いっぱいとか、ゲーム満載とか、2次元の女の子いっぱいとか…。
なんだかな~せっかくの機会だったのに。ゲームも良いけど、どうせなら女の子……
ほんと、自分の夢なのに。なんか虚しい。
「─────あのー、聞いてます─」
やることがなくなったので、取り合えず……
「そうだな、長年の疑問を……」
夢の中で寝るとどうなるか。
という夢の実験をしようと地面に「ヨッコラショ」と腰を下ろして背中を地面につけて。眼を閉じて精神を落ち着かせて──
──ゴゴゴゴゴゴ──
なんか揺れたな。まぁ寝るか。
半分開けた眼をまた閉じて──
「ぬぉおおおおい!!きぃさぁまぁああああ!!さっきから聞いとんのかぁああああ!?」
『仮称:謎の声』がずっとガン無視してた俺にとうとうキレた。
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─キィーーーン─
咄嗟に耳を塞いだのに耳鳴りがする。
何故か分からないが、夢の中で怒られた。
夢は主に記憶から構成されるとこかで聞いた気がするが、こんなに怒られたのは小学生の時が最後だ。そもそも怒ってたの確か近所のおばさんだったし。
取り合えず立ち上がって辺りをもう一度見回す。
「……すいませんでした」
適当な方向を向いて一応頭を下げる。そしたらまた。
「今更遅いわ!!そもそも人が話しているのを完全に無視して、暴れたり寝たり……いったい貴様はどうゆう───」
うるさっ……このタイプはしばらく口を閉じないだろう。
俺も五月蝿い謎の声に負けじと、息を思いっきり吸って
「この度は大変申し訳御座いませんでしたッ!!!」
適当に、大きな声でそう言いながら頭を下げる。
──シーーン──
静寂が訪れる。夢の中まで、何故謝らなくてはいけないのだろうか……
「深く反省していますッ!!」
はぁ……
これでどう反応するだろうか。
「ま、まぁそこまで謝るなら……許してやらんでもないぞ……」
以外と簡単に許してくれた。激昂する割にすぐ冷めるとかたち悪いぞ……
面倒だが、一応聞くことは聞いておこう。
「すいませんけど、僕に幾つか質問させてくれません?」
社交辞令はある程度わきまえている。いきなりタメ口をきいてはいけない。
「ん?別に構わんぞ」
「じゃあまず。貴方はどこの誰で、どうして僕の夢に居るのか教えてください」
「名乗りは最初に上げたが……まぁ仕方ない。最初から全部説明してやろう」
───コホン。
「フハハハハハハハハハハハ!!」
「そっからやらんでいいわ!!!!」
はぁ、面倒な事になりそうだ。
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「あの、説明始まる前に一つ……」
「なんだ?」
「要点だけをかいつまんで、解りやすく話してくれると助かります」
「いいぞ」
「では、始めるとするか……」
一体、この声だけじいさんは何を話すのだろう。
「まずは自己紹介から。私の名前はレムナンド・ハーディス・フムリナだ」
「僕は風狙風吹です」
「ああそうだ。君の名前とかその他の詳細情報は把握しておるから、自己紹介はしなくていいぞ」
え、今なんて?
「続きだ。私全ての世界を治めてる最高神のフリフィート……なんとかさんの元で働いている神様の部下で『地球の人』の召喚及び転送、ガイド担当として働いている。分かったかな?」
いや、全然分かんない。
え?最高神?地球担当?こんな設定の小説読んだことあっただろうか。全く記憶に無いが。
「ん?何難しい顔をしておるのだ?続けるぞ。さっきから夢だなんだと言っておるが、そもそもここは夢の世界ではない。ここは……まぁ『天界にある地球と異世界の中継地点』ってとこだろう」
夢じゃない……?
前提がぶち壊された。
「ということは……ここがほんとに夢の世界じゃなくて、貴方は本当に神の……」
「部下。ああ、本当だ。だからお前は今地球ではなく天界に居るというわけだ」
なんも言えねぇ。
まだ夢という線があるので取り合えず頬をつねってみるが……普通に痛い。あらら……
「でだ、とある世界……剣と魔法の世界?テンプレ異世界?的なところがお決まりの『魔王のおかげで人類いろいろ不味い』というから地球に居る『素質』のある人の能力を『開花』まぁ要するにチートスペックにさせて送り出して救ってもらう。その為にお前さんを呼んだのだ」
状況が全く飲み込めないのだが……
コレは………アレか?ありきたりの異世界転移というやつか?
気を取り直して今度は頬をひっぱたいてみるが……凄い痛い。
マジですか……現実問題だとして、真面目に質問しておこう。
「その……これが現実であった場合ですが……」
「現実と言っておるが」
……分かったよもう。現実なんだろ。
「まず、よりによってなんで俺なんですか?」
俺はゲームの腕はあるけど、他は至って平凡だ。いや、運動神経は人より下かもしれないが。
「神様が選んだからよく分からんが、お前が地球上のゲームで世界一の腕前を持っていて戦闘のセンスがあるから。とかなんとか言ってた。そしてそれを有効活用するらしい」
……はい?
「その、具体的に『開花』ってやつが何かを……」
ゲームの腕前をどうする気だ?
「う~む、簡単に説明するなら。君が『今までプレイしてきたゲームの操作していたキャラの性能を、そのまま現実の身体に反映する』といったところか。運動神経とか技術。使える技等は君の作った『最強セーブデータ』と言うやつに入っているやつのみらしいが。後、チート過ぎる能力は削ぐらしい」
おいおい、本当のな話なのかこれは。
なんで語尾が「らしい」なのかも気になるが。
えぇ……と困惑していると、じいさんがわざとらしく言ってくる。
「もしかしたら、カワイイ娘と出会ってあんなことやこんなことが……」
そうか!異世界転移&チート能力って事は……
異世界の現実離れした美女と沢山出合いイチャイチャ。夢が現実になる。
「どうだ、行く気になったか?」
じいさんのニヤニヤ顔が目に浮かぶ。ヤバい。凄く行きたくなってきた…のだが……
女に釣られるな、俺。カワイイ娘が待っていたとしても、焦ってはいけない。まだ判断材料が足りないのだ。次のにする最後の質問の返答。事と次第によっちゃ……不味い。俺の夢が崩壊する可能性がある。
「その………僕が行くのはどんな世界なんですか?」
「それはさっき──」
「地球の時代で例えるとどのくらいかです。文明レベルで」
ここが重要だ。仮に本当に神様の指名だとしたら大丈夫だと思うが……剣と魔法とか言ってたし、もしや……
「う~む……魔法とか剣ばっかしの時代だし、文明レベル的には千……」
──千……?──
「1600年辺りか?」
神様。あんたバカだ。
ヘタな文を最後まで読んで頂きありがとうございますm(__)m
だんだんましになっていくはずなので!!




