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1 夢の中なんですか?

私の初めて書いた小説となっております。だんだんよくなっていく筈なので、気長にお読み下さい!!











 そう。いつも通り。


 二度寝をしてから朝起きて飯を食い、学校に行き、何となく授業を受け、即行で家に帰り、鞄も開けずに自作のPCの前に座ってFPSをして、適当な時間に切り上げ飯を食い、風呂に入って布団に入ればスマホを日付が変わるまでいじくり、眠たくなれば寝る。

 そういう自堕落な生活サイクルを毎日繰り返す、至って平凡?な高校生活に送っていた。


 筈だった。


「では、異世界へ転送する」


 昨日までは。



***************************



 一面真っ暗な世界。それでいて、自分の体はしっかり見える。今俺は、そんな奇妙な空間に居るようだ。

 ……あれ、さっきまで布団でスマホいじってて……寝落ち?

 暫くその場で頭だけを動かして、周りを見渡していて……「ン?」と、あることに気がついた。


 いやに意識がはっきりしてるな……

 

とそこで、どこからともなくたぶん五十代半ば辺りの男の、低く迫力ある声で


「フハハハハハハハハハハハ!!」


 と高笑い。いや、バカ笑い。が聞こえてきた。

 続けざまに


「私は全ての世界を治める偉大なる最大神、フリフィート・ギニア・モーゼズ様の使いにして地球担当のレムナンド──」


 ──仮称:『謎の声』が全方位から聞こえるが、十中八九夢の中の事なので軽くスルー。

 やたらハイテンションだしうるさい。こっちは寝てるんだぞ……

 夢の中まで面倒な事はしたくないし、そもそも知らん人っぽいし、なんか偉そうだし。


「───貴様はなぜこんな場所にいるか不思議に思って」


 まだ何か言っているようだ。

 てか、俺に話しかけてんのか?何で俺の夢に出てくんだ?テレビで見た政治家かなんかだろうか。


────まぁ、


「関わらんとこう」


よって、仮称:謎の声は完全無視。




**************************




 夢の中でこんなに意識がしっかりしているのは、生まれて初めての経験だ。

 取り合えず適当に跳ねたり地面を叩いたり、そこら中歩き回ったりしてみりわーーっと叫んでみたり……やってて気がついたが俺は案外幼稚かもしれない。

 どうせ夢の中だ


「ふーむ。ここの床は固い上に味がしない……」


 いろいろやってみた。というかふざけていた。

 夢の世界に遠慮は要らない。だって自分の頭の中だもの。


「ふぅ……」


 一通り暴れて(精神的に)疲れたので地面に座った。


──それにしても何もないな──


 ずっと真っ暗な世界もあれなので、

 超未来空中都市。中世のフランス的な異世界。核戦争後の世界。自分の押しキャラだけ居る南の楽園…等々頭の中で必死に想像してみた……が。


 いくら考えても念じても、声を出してリクエストしてみても何も起こらなかった。

 依然、辺り一面真っ暗変化なし。ジジイの声が響いている。


「………チッ」


 軽い舌打ちをする。

 途中で夢の内容は変更はできないようだ。ほんとにガッカリ……夢ってクソ仕様だ。おかしいだろ、俺の頭だぞ。何でゲーム、女の子パラダイスじゃ無いんだよ。


「─────貴様……聞いておる──」


「なんだよあのクソジジイ……」


「───今なんて?」


 思わず頭を掻いた。

 どうせこの夢の中で意識がはっきりしているなら、もっと楽しい夢が良かった…。

 ゲーム満載とか、ラノベ満載とか、ゲーム満載とか、2次元の女の子いっぱいとか、ゲーム満載とか、2次元の女の子いっぱいとか…。

 なんだかな~せっかくの機会だったのに。ゲームも良いけど、どうせなら女の子……

 ほんと、自分の夢なのに。なんか虚しい。


「─────あのー、聞いてます─」


 やることがなくなったので、取り合えず……


「そうだな、長年の疑問を……」


 夢の中で寝るとどうなるか。


 という夢の実験をしようと地面に「ヨッコラショ」と腰を下ろして背中を地面につけて。眼を閉じて精神を落ち着かせて──


──ゴゴゴゴゴゴ──


 なんか揺れたな。まぁ寝るか。

 半分開けた眼をまた閉じて──


「ぬぉおおおおい!!きぃさぁまぁああああ!!さっきから聞いとんのかぁああああ!?」


『仮称:謎の声』がずっとガン無視してた俺にとうとうキレた。



*******************************



─キィーーーン─


 咄嗟に耳を塞いだのに耳鳴りがする。

 何故か分からないが、夢の中で怒られた。


 夢は主に記憶から構成されるとこかで聞いた気がするが、こんなに怒られたのは小学生の時が最後だ。そもそも怒ってたの確か近所のおばさんだったし。

 取り合えず立ち上がって辺りをもう一度見回す。


「……すいませんでした」


 適当な方向を向いて一応頭を下げる。そしたらまた。


「今更遅いわ!!そもそも人が話しているのを完全に無視して、暴れたり寝たり……いったい貴様はどうゆう───」


 うるさっ……このタイプはしばらく口を閉じないだろう。

 俺も五月蝿い謎の声に負けじと、息を思いっきり吸って


「この度は大変申し訳御座いませんでしたッ!!!」


 適当に、大きな声でそう言いながら頭を下げる。


──シーーン──


 静寂が訪れる。夢の中まで、何故謝らなくてはいけないのだろうか……


「深く反省していますッ!!」


 はぁ……

 これでどう反応するだろうか。


「ま、まぁそこまで謝るなら……許してやらんでもないぞ……」


 以外と簡単に許してくれた。激昂する割にすぐ冷めるとかたち悪いぞ……

 面倒だが、一応聞くことは聞いておこう。


「すいませんけど、僕に幾つか質問させてくれません?」


 社交辞令(・・・・)はある程度わきまえている。いきなりタメ口をきいてはいけない。


「ん?別に構わんぞ」


「じゃあまず。貴方はどこの誰で、どうして僕の夢に居るのか教えてください」


「名乗りは最初に上げたが……まぁ仕方ない。最初から全部説明してやろう」


───コホン。


「フハハハハハハハハハハハ!!」

「そっからやらんでいいわ!!!!」


 はぁ、面倒な事になりそうだ。



*************************



「あの、説明始まる前に一つ……」


「なんだ?」


「要点だけをかいつまんで、解りやすく話してくれると助かります」


「いいぞ」


「では、始めるとするか……」


 一体、この声だけじいさんは何を話すのだろう。


「まずは自己紹介から。私の名前はレムナンド・ハーディス・フムリナだ」


「僕は風狙風吹(かざねらふぶき)です」


「ああそうだ。君の名前とかその他の詳細情報は把握しておるから、自己紹介はしなくていいぞ」


 え、今なんて?


「続きだ。私全ての世界を治めてる最高神のフリフィート……なんとかさんの元で働いている神様の部下で『地球の人』の召喚及び転送、ガイド担当として働いている。分かったかな?」


 いや、全然分かんない。

 え?最高神?地球担当?こんな設定の小説読んだことあっただろうか。全く記憶に無いが。


「ん?何難しい顔をしておるのだ?続けるぞ。さっきから夢だなんだと言っておるが、そもそもここは夢の世界ではない。ここは……まぁ『天界にある地球と異世界の中継地点』ってとこだろう」


 夢じゃない……?

 前提がぶち壊された。


「ということは……ここがほんとに夢の世界じゃなくて、貴方は本当に神の……」


「部下。ああ、本当だ。だからお前は今地球ではなく天界に居るというわけだ」


 なんも言えねぇ。

 まだ夢という線があるので取り合えず頬をつねってみるが……普通に痛い。あらら……


「でだ、とある世界……剣と魔法の世界?テンプレ異世界?的なところがお決まりの『魔王のおかげで人類いろいろ不味い』というから地球に居る『素質』のある人の能力を『開花』まぁ要するにチートスペックにさせて送り出して救ってもらう。その為にお前さんを呼んだのだ」


 状況が全く飲み込めないのだが……

 コレは………アレか?ありきたりの異世界転移というやつか?

 

 気を取り直して今度は頬をひっぱたいてみるが……凄い痛い。

 マジですか……現実問題だとして、真面目に質問しておこう。


「その……これが現実であった場合ですが……」


「現実と言っておるが」


 ……分かったよもう。現実なんだろ。


「まず、よりによってなんで俺なんですか?」


 俺はゲームの腕はあるけど、他は至って平凡だ。いや、運動神経は人より下かもしれないが。


「神様が選んだからよく分からんが、お前が地球上のゲームで世界一の腕前を持っていて戦闘のセンスがあるから。とかなんとか言ってた。そしてそれを有効活用するらしい」


 ……はい?


「その、具体的に『開花』ってやつが何かを……」


 ゲームの腕前をどうする気だ?


「う~む、簡単に説明するなら。君が『今までプレイしてきたゲームの操作していたキャラの性能を、そのまま現実の身体に反映する』といったところか。運動神経とか技術。使える技等は君の作った『最強セーブデータ』と言うやつに入っているやつのみらしいが。後、チート過ぎる能力は削ぐらしい」


 おいおい、本当のな話なのかこれは。

 なんで語尾が「らしい」なのかも気になるが。

 

 えぇ……と困惑していると、じいさんがわざとらしく言ってくる。


「もしかしたら、カワイイ娘と出会ってあんなことやこんなことが……」


 そうか!異世界転移&チート能力って事は……

 異世界の現実離れした美女と沢山出合いイチャイチャ。夢が現実になる。

  

「どうだ、行く気になったか?」


 じいさんのニヤニヤ顔が目に浮かぶ。ヤバい。凄く行きたくなってきた…のだが……

 女に釣られるな、俺。カワイイ娘が待っていたとしても、焦ってはいけない。まだ判断材料が足りないのだ。次のにする最後の質問の返答。事と次第によっちゃ……不味い。俺の夢が崩壊する可能性がある。


「その………僕が行くのはどんな世界なんですか?」


「それはさっき──」


「地球の時代で例えるとどのくらいかです。文明レベルで」


 ここが重要だ。仮に本当に神様の指名だとしたら大丈夫だと思うが……剣と魔法とか言ってたし、もしや……


「う~む……魔法とか剣ばっかしの時代だし、文明レベル的には千……」



──千……?──



「1600年辺りか?」





神様。あんたバカだ。



















ヘタな文を最後まで読んで頂きありがとうございますm(__)m


だんだんましになっていくはずなので!!




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