表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
墜とされた神の記録  作者: 仁狼
2/9

天使と悪魔と2人の男

説明回です。頑張ってください

ガチャと扉が開いた

「落ち着いたか?」

「ああ」


「ところでムール、聞きたいことがある、お前は俺の戦った神を知っているか?」

「・・・ああ、よく知ってる」

「お前は神の味方か敵、どっちだ」

バアルは睨みつけた

「難しい質問だな。俺は立場的には神の敵だが存在的には神の味方だな」

「どういうことだ?」

「まずこの世界には3つの種族と神がいる。

人間と天使と悪魔だ。例外もいるが基本的に天使は神の味方、悪魔は敵、人間はその中間だ。俺は悪魔だから奴とは敵対している」

「なるほど。だから立場的に敵対しているということか。じゃあ存在的に味方というのはどういうことだ?」


「まあ待て。まず確認することがある。お前の認識で神は何柱だ?」

「はあ?わかるわけがないだろ。多すぎる」

「やはりなこの世界では神は1柱しかない」

「1柱しかいない?」

「ああそして世界すべてを司る万能の神だ。天使も悪魔も奴が作った」

「待て悪魔も神が作ったのか?わざわざ敵対勢力を?」

「そう。そこに、この話の本題がある」


「なぜ敵を作ったか。それは人間に支持してもらうためだ。悪魔に人間を襲わせ、それを神と天使で守る。神は人間の信仰をなくすと生きていけないからな」

「なんだよそれ!自作自演じゃないか!自分を信じてくれてる人間にそんなことするなんて!」

「しかも悪魔への恐れも神のチカラに変わる。俺たちも神の創造物だからな」



「・・・だから存在的には神の味方っていうのか?」

「ああ」

「じゃあ俺と一緒に奴を殺さないか?」

「ああ、俺も奴に大きな借りがある。俺から提案しようと思ってたところだ」

「そっか。じゃあこれからよろしくな」

「いいのか?俺が嘘をついてるかもしれないぞ?」

「その時はその時だ」

バアルは持ち前の明るい笑顔で言った

「ふん」

ムールは顔を背けた

「どうした?顔が赤いぞ?」

「なんでもない、これからよろしくな」

「ああ!」

二人は固く握手を交わした。

ムールは友達が少ないだけですよ。念のため


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ