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5匹見つけたら、50匹いると思いましょう。


こんにちは、またしても現実から逃れたい森人です。 ぼっちは卒業しました。


恐る恐るステータスを開いてみる




名前 木原 森人

種族 森の民エルフ



HP 120(+20)

MP 300(+50)



体力 30(+5)

魔力 60(+10)

知力 60(+10)

力   30(+5)

俊敏 36(+6)



ユニークスキル 『森とともに生きるもの』


スキル 『木魔法Lv2』 『異世界言語』 『ステータス』 『アイテムボックス』 『ぼっちはやだよ』


眷属 ルキア (ハイフェアリー・木)


称号 流れ人 森と共に生きるもの サバイバー 木魔法使い 精霊のお友達




なんか増えてる、色々増えてる。 あ、でも ぼっちが消えてる! やったね


ほかの変わったところは・・・


HPとかのステータス補正は『森とともに生きるもの』の20%だろう。

スキルは木魔法がレベル2になっているところ。


あと・・・眷属のとこかな・・・




「ねえ、ルキア? お前僕の眷属になってるけどいいの?」


「いいよ、これが僕の役目だから。」


何のことだ?


「ねえ、それってどういうこと?」


「モリト、止まって。静にして。」


「わかったよ・・・」


なんかはぐらかされたな・・・。


「・・・モリト、見て。 ゴブリンがいる。」

こそこそ

「・・・ホントだ、5匹くらいいるね。」

なんか想像していたのと違うな、なんというか・・・2足歩行したサルみたいだ。


「後ろから回ろう、気づかれると厄介だから。」

こそこそ

「そうだね」


しゃがみながらこそこそとゴブリンたちを迂回するように回り込む。



ようやくゴブリン警戒区域から抜けたなと思ったその時だった。


川下のほうから甲高い悲鳴と戦闘音が聞こえてきた。





ルキアと顔を見合わせ、助けに行かなきゃ駄目だよねぇと目線で会話し、川下に下って行った。


そこは、僕たちの目指していた村だった。


その小さな木の柵で覆われた村の入り口に、ここに住んでいるであろう人々が鍬や鋤などの農具を持ちゴブリンと戦っていた。 


中にはちゃんとした装備を持っている人も見受けられたがその数は数えるほどで、明らかに劣勢だった。


あの僕たちが遭遇した5匹は斥候か、非戦闘員だったのだろう。 ゴブリンにそこまで知能があるかどうかは甚だ疑問だが・・・。


「ルキア、あれどうやって助けるよ?」


「木魔法使えば、たぶん行ける。 道ができたことで僕たちの魔力を共有できるようになったから。」


「わかった、やってみよう。」


「じゃあ行くよ、モリト僕の手を握っててね。」


そして、ルキアは魔法を使った。 魔力が急激になくなったことによる気怠さのなか、僕は大量虐殺を見た。

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