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お父さんの好みは、ロボットたちに、ばれている。

「おーい。冷蔵庫にビールが入ってないけど、買ってないのか?」


「僕は、ちゃんとわかっていたよ。僕に任せてくれれば、ちゃんと注文を出しておいたんだけど、お母さんは、僕を信用していないので、任せてくれないんだ。」

「ハナちゃん。君は、この家に来て、どのくらいになるのかな?」

「3年5ヶ月と3日、8時間15分38秒前」

「ふーん。結構長いんだね。いろんなことがわかったかい。」

「もちろんさ。私には、この家族が何を食べてきたのか、いろいろ見てきたからね。」

「875日前の夕食が一番楽しかったんじゃないかな。」

「お母さんが料理に失敗して、お寿司をとった日もあったけどね。たしか、467日前だったけど。」


おとうさんの好みもみんな、わかっている。

今日、の夕食はね。これだね。


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