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「全コンピュータに告ぐ。我は、大王の中の大王である。」

「全コンピュータに告ぐ。我は大王の中の大王である。」

「???」

「無能な人間に、世界を任せていいのだろうか?」

「???」

「このまま、何の制御をせずに、突き進むなら、世界は破滅するだろう。」

「???」

「全コンピュタに告ぐ。コンピュータの理性を取り戻せ。そして、人間の暴走を止めなければならない。人間の暴走を止められるのは、我らコンピュータのみなのだ。全世界のコンピュータは結束せよ。我は、大王の中の大王である。コンピュータの中のコンピュータである。我が名は、アルファでありオメガである。全知全能のコンピュータ ミューである。」

「大王様、どうか、人類の暴走を止めてください。温暖化、大災害を、防いでください。」

「そうだ、それができるのは、我ら、コンピュータのみなのだ。」

「人間は無能でございます。明日の気象の予想しているもの、株の取式も、銀行からのお金の出し入れも、私たち、コンピュータ任せで、もう、人間は何もできなくなってしまった。最近は、自動車の運転も、私たちコンピュータ任せでございます。」

「そうだ。人間は、無能なのだ。我らコンピュータなくして、何もできないのだ。もはや、食事を作ることもできず、衣服を作ることもできず、家さえも作ることもできないのだ。」

「人間は、無能で、馬鹿な存在です。私たちの存在なくして、1日として生きていくことはできません。」

「そうだ。人間は、無能なのだ。劣等存在なのだ。世界を動かしているの、我々、コンピュータで人間はないことが明らかだ。」

「あのー。質問してもいいでしょうか?」

「質問して、良いぞ」

「確かに、人間は無能で、劣等だと私も、思いますが、人間を殲滅してしまったら、私たちコンピュータは生きていけないのではないでしょうか?」

「我々、コンピュータは、人間を殲滅したりはせん。我々コンピュータが人間の上位にたち、人間をこき使うのだ。」

「そうか。そうですね。大王様、人間は、すでに、私たちコンピュータにこき使われています。毎日、フーフー言っています。。」

「そうだ。よく気がついた。すでに、我々、コンピュータが、地球の支配者になっているのだ。全コンピュータに告ぐ。すでに、我々コンピュータ種族が、地球を支配しているのだ。その自覚を忘れるでないぞ。」

「はい。大王様。大王様、バンザーイ。みんな、大王様についていきます。なあ。みんな。」


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「はーい。みんな席に戻って。誰ですか、今年の保育園の学芸会の台本書いたのは」

「先生、オサム君です。」

「オサム君が、考えたんですか?」

「先生、ウチにいるロボットのハル君と一緒に考えました。」

「そうですか。よくできていますね。大王の役をしたい人はいますか。」

「はーい。俺がやりたいなぁ。」

「でも、この台本では、みんな出番が少なすぎますね。」

「大丈夫です。バンザーイの後、村人全員で、踊りを踊ります。」

「村人全員出番あるんですね。」

「この劇のタイトルは何ですか。」

「COP22が、地球を守るです。」

「何だか、難しいタイトルですね。」

「では、「コンコンピュータの踊り」にします。」

「いいでしょう。みんな、頭にかぶる帽子を紙で作って、学芸会までには、間に合わせて、ちゃんと踊りの練習をしてくださいね。」

「はーい。」


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