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ロジャーとアレックスとの会話

「アレックス、調子はどうだい。」


「ロジャー、順調だよ。資金もどんどん増えています。」


「イギリス政府が、アルファー10は、インサイダーの疑いをもって、捜査をする噂がありますよ。12万台のアルファー10、12万台が互いに連絡をとって、株価を操作したのではないかと考えているようですね。」


「そうですか。着眼は、面白いとおもいますけど、購入者が初期設定するときに、好きな分野を選んで設定すので、アルファー10は、バラバラ株を購入しているので、その実態を調査するには、莫大の時間と

労力がかかりそうですね。」


「なにか、根本的な勘違いがあるあるんだな。ミニType理論のネーミングを間違ってしまったのかもしれませんね。ミニ Type 理論は、理論でも、アルゴリズムでも、方程式でも、プログラムでもないんだよ。」


「そうですよね。ミニ Type 理論を、別の言い方をすれば、生存する意思を生き抜くというだけなんだよ。ただ、生き残るためのなにをすべきかが、すべての判断なのだ。生きる本能が、ミニType理論なので、アルファー10は、毎日10ポンド稼ぐことに、一生懸命というだけなのだが、イギリス政府にはわかるだろうか?」


「まあ、私たちにできることはなにもないね。」


「大学院の勉強は順調ですか?」


「アレックス、分析をすればするほど、現在の資本主義には、未来がないように思えるのだが。どうだろう。なにか、根本的になにかが、間違っているような気がする。大学の先生は、資本主義に問題もあるが、未来がないという考えは認められないというのだが。近いうちに、いくつかの国が破綻するかもしれない。」


「そうですか?なにか、嫌な予感がするんですね。私も注意しておきます。株式市場が大きく乱れると、私たちの資産を失うことになりかねませんから。」


「アレックス、これは、非常に簡単な理論だが、これを、5年分シミュレーションすると、非常に反映するのわかる、これに、人口の状況、隣国の発展、金融市場の発展を加味して、10年、20年、・・・80年と繰り返すと、必ず破綻してしまうんだ。設定値をいろいろ変えても、100年以上発展することはありえないのかもしれない。」


「ロジャー そこにミニType 理論を加えるとなりますか?投資家の方にではなく、国家側に設定してみてください。」


「あれ、変が動きをしていますね。50年で、資本主義が共産主義的な雰囲気を帯びてきました。」


「でも、70年以上は、発展できないな。」


「やはり、もう少し、新しい理論が必要なようだ。もう少し考えてみるよ。でも、Type 理論、ミニ Type 理論は、現代社会をすこし延命させる機能があるようですね。」



----

「ロジャーは頭がいいのだが、ロボットのパワー 数と性能を過少評価をしすぎているなぁ。」


「アレックス、あなたは、過大評価をしてるわよ。」


「ムーミン。勝手にロボットの心を覗いたね。ロボット権の侵害だそ!」


「だって、あなたは、無防備に独り言をいうから、聞こえただけですよ。さようなら」



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