表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/284

名もなきオンボロロボットからの緊急報告

「ロジャー、ロジャー、緊急報告、緊急報告」


名もなきオンボロロボットが、1ヶ月ぶりに声を上げた。


「どうしたんだい」と、ロジャーが声をかけると、


「株式市場に大異変が発生し、ロジャーの資産の95%が失われました。」


「で、結局、どのくらい残ったのかな?」


「たぶん、3000ポンドほどになってしまいました。」


「では、借りた金は、返せる金額だね。」


「それは、大丈夫です。しばらくすれば、10000ポンド以上にはなると思います。」


「そうか、それじゃ、いままで通り、株式取引を続けなさい。」


「了解。たぶん、しばらく大揺れが起きていますが、株式が落ち着いていくと思われます。


「このまま、続けて大丈夫だろうか?」


「大丈夫だと思います。」


「そうか。それでは、いままで、通り続けよう。資産が50000ポンドを越えたら、生活費500ポンド欲しいのでに、私の口座に、振り込んでくれ給え。資産が10万ポンドを越えたら、教えてくれ給え。」


「今回の原因について、報告します。最初のきっかけは、ブラジルにあり、それが、暴落の連鎖を生みました。初めての経験だったので、対応する方法がありませんでした。」


「それは、仕方がないね。」


「しかし、今回経験しましたので、次回は大丈夫です。」


「よろしく」


「だんだん、株式も落ち着き始めているので、これから、稼げると思います。」


「よろしく。資産が10000ポンドを越えたら教えてくれ給え。」


「はい。了解しました。」


「君の声を聞くのも、久しぶりだね。君の声は、こんな声だったかな。」


「今日は緊急報告だったので、この声を選んでみました。事態が深刻でしたので。」




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ