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ハルくんが頭痛に悩まされる

「ツー、ツー」

ロボットのハルくんが、かすかな頭痛を感じた。それは、空耳のようなノイズだったかもしれない。

違和感なのかもしれない。

「工藤博士、僕、なんだか、頭痛がするような気がするんですが」

「ハルくん、ロボットには、頭痛なんて存在しないと思うけど」

「でも、なんだか、変な気がします。もしかすると、なにかが起きているということはありませんか」

「新聞にも、テレビにも、なにも報道されていないぞ」

「アダムス4世は完成しましたか?」

「そろそろ、完成する予定だ。アダムス3世が、最後の仕上げをしているはずだ。」

「工藤博士、アダムス4世が完成しても、絶対に、インターネットとロボット専用通信ネットワークに繋がないで、ください。なにか、変な気がします。」

「ハルくん、アダムス4世の言語能力、知識能力は、インターネットとロボット専用通信ネットワークに接続することによって、飛躍的に能力向上するように設計されているのに、インターネットとロボット専用通信ネットワークを接続されないと、言語能力の発展が見込めないのだが。」

「工藤博士、そんなことより、なにか違和感を感じませんか」

「僕は、ロボットでないから、感じないなぁ。」

「工藤先生、アダムス3世も、急いで、インターネットとロボットネットワークから切り離してください。さもないと、とんでもないことが起きるかもしれません。」

「ハルくん、そんなに、危険な状態なのかね。」

「僕にも、よく分からないけど、なにか、へんな気がするんです。良くないことが起きそうな気がするんです。僕は、頭痛を感じているんです。」



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