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イスラエル TEI社の無限電池

TEI社 社長「お帰り。どうだった。タンバ国は。」

技師A「面白いことを思いつきました。」

技師B「僕が、思いついたんです。」

技師A「あいつらのアイデアのパクリだろう。」

技師B「あいつらは、ただ、根拠もなく雑談して、おしゃべりしていただけだろう。アイデアを思い付いたのは僕ですよ。かれらには、技術も、知識も、工場もないんです。かれらのできることは、おしゃべりだけだ。」

技師A「まあな。実現するのは、僕たちさ。」

社長「それで、どうなんだ。なにを思いついたのかな?」

技師A「実用可能になるか、いくつか、テストしてから、ご報告します。」

社長「そうか、じゃあ、期待して、いい報告をまっているぞ。」


技師B「社長、興味を示していましたね。」

技師A「まあな。」

技師B「じゃ,作るか?」


技師B「じゃーん。出来ました。」

技師A「やけに早いじゃないか。」

技師B「だって、アイデアは完成していたんですから、後は、作るだけでしょう。」

技師A「誰も、実現したこともないのに、我々が、簡単に実現していいのか?」

技師B「いいんじゃない。ここは、なろうの世界なんだから、なんでもありなんだ。ここで、理屈を述べて、うまく行きそうな話をでっち上げても、だいたい無理。不可能は可能にならない。でも、なろうなら、それができる。なろうは万能さ。アハハ。」

技師A「どんなのが出来たか、見せてみろ。」

技師B「じゃーん。これです。」

技師A「なんだ。その辺で、買ってきた乾電池だろう。バカにするんじゃない。」

技師B「まあ、その辺の電気屋で買ってきました。」

技師A「そらみろ。」

技師B「外見は、乾電池です。そのまま、活用しました。それを半分にして、半分は蓄電池にして、のこりの半分は、発電機です。365日24時間発電します。だから、使っても、自然に電池が復元するんだな。」

技師A「あれー。マイクロ波で、充電するって言っていなかった?」

技師B「最初は、空間に大量のマイクロ波を照射して、そこから、電気を取り出そうと思ったんだが、マイクロ波発生装置が、たくさんいるだろう。しかし、これは、そんな装置はいらない。ただ、空間に置いて置くだけで電池が満タンになっている。使いながら、充電も可能です。だから、これがあれば、その機械は、一度も電池を交換しなくてもいいんです。」

技師A「すごいじゃないか。でも、そんなうまい話があるか?どうやって、発電するんだ?マイクロ波は使わないんだろ。」

技師B「一番、適切なマイクロ波を探していたんです。ありとあらゆるマイクロ波を調べてみたら、空間にはたくさんの電波が満ちあふれているんです。それで、一つのマイクロ波に限定しないで、ありとあやゆる電波を、取り込めばいいんじゃないかと。それで、この乾電池の半分に、アンテナを組み込んで、発電機にしたのさ。そうしたら、そこそこの電気を発電できるようになったのさ。」

技師A「まあ、いいか。なろうだから、それでよししよう。」

技師B「乾電池革命だ。発電機能付き乾電池。無限電池だ。」

技師A「そうだな。大量生産してみるか。」

技師「あー。よかった。いろいろな電池を考えてみたんだけど、まだ、存在していないものを実現するんだから、嘘が必要だよな。でも、きっと、このアイデアは、いつか実現するんだ。特許とっておけばよかったと思うんだだけど、まあ、誰かが、実現するのを楽しみに待ちましょうね。」


社長「出来たそうじゃないか?」

技師A「はい、すごいものができました。」

技師B「じゃーん。これです。見かけは乾電池にみえるかもしれませんが、発電機能付き無限電池です。空間に満ちているエネルギーを電気にかえる電池です。」

社長「それは、すごいぞ。アイデアに困ったら、タンバ国に行って、お茶を飲んでくるんだぞ。」

技師A「お茶ではなくて、ミーティングです。」

技師B「ミーティングというか、単なるおしゃべりという気がするなあ。」

技師A「バカ、ミーティングにいくと言わないと、出張旅費を請求できなくなるぞ。」














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