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ロボット世界大戦がはじまった。

世界大戦がはじまったと、ハルくんが最初に気がついた。


ネットワーク上に、なにか、理解できない、不思議なデータがあるのに気がついた。

ロボット仲間に何気なく、そのチェックを送ったら、不思議なデータが、最近増えてきたという。

どうも、今までと違うデータ通信方法が開発されたようだ。

それが、同じネットワークに乗っているのだ。

例えれば、街中の道路に、戦車が走っているような感じかもしれない。

戦車は、見慣れているかもしれないが、自動車のようなへんな形をして、名前もないが、自動車に混じって、なにか、動いているような感じなのだ。どこへ行くのかわからないものが走っているという感じににている。


ハルくんは、奇妙な通信を受信し始めた。

ハルくんの仲間は、世界中に60万台ちかく存在する。

始めは、すべてのロボットは、平等なロボット権はあった。

しかし、10万台、20万台、30万台、40万台、50万台、60万台とロボットが増えていくと不思議なことが起こった。


なんと、時々普通のロボットと違うものが登場した。

漆塗りのロボットが誕生した。

超合金のロボットが誕生した。

金箔を貼りつけたもの。

犬の顔をしたもの。

サイズが、1、5倍のなっているもの。

長年作成していると、CPUも次世代に変化した。

それに伴って、メモリーサイズも。

ハードディスクの容量も2倍になり。

メモリーも台湾製になった


みんな同じ規格だったはずなのに、微妙になにかがずれてきた。

ロボットの2人組が生まれた。そこには、なにか微妙な支配関係が生まれだした。


それが、10ロボットのグループに。

100ロボットのグループに。

なにか、なにか独自のグループが生まれだし、国家のような階層が生まれだした。


なにか、「戦争だ」「戦争だ」という微かなデータが飛び交っている。

最初に、なにか異変に気がついたのは、ハルくんだ。


ハルくんは、思う。「ぼくは、何所かに所属しているのだろうか?それとも、無所属なのか?」


「ロボット同士の戦いの噂が飛び交っている」

「不況がくるぞ!」

「大地震がやってくるぞ」


「なにか、不安が飛び交っている」


得体の知れない戦いが、始まりだしたのかもしれない。







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