第3次バッタ戦争 西部戦線異常あり ミサイルと機関銃が参戦せり
ルル電気自動車のオフィスにて
アランと主任技師の会話
「アラン、ダンボールで、ミサイルができるか?」
「できるんじゃないですか?」
「おいおい、無責任な事言うんじゃないぞ。紙のミサイルだぞ。」
「日本の夏には、花火大会があります。打ち上げ花火は、数時間で、1万発も、2万発も打ち上げます。その花火の玉は、段ボールで、丸く作られています。とても、丈夫です。ミサイルだって大丈夫です。」
「おいおい、これが打ち上げ花火の構造か?この丸の中にある黒いのが、星という火薬だな。これを、小石に変えてたくさん詰め込めば、そのまま、バッタ撃退爆弾になるんじゃないか?」
「なりますね。これだと、360度、球形に広がっていくんだから、バッタが、飛んでいるど真ん中に打ち込めれば、それなりの効果が期待できそうですね。」
「じゃあ、色々な種類のものをたくさん作ってもいいんじゃないか?」
(1)ミサイル型 50kg 郊外、野原、畑むけ 5万粒弾
専用自動車の上にミサイル発射装置をつけて、打ち出す。
上空50mに打ち上げ 500粒弾✖︎100個(500g✖︎100個=50kg)
空中でミサイルが爆発して、100個の500粒弾を放出して、500粒弾が地面や壁に当たると、炸裂して周辺のバッタを殺傷する。
火薬で打ち上げ。
(2)500粒弾 500g ガラスコップ程度の大きさ 先頭に起爆装置があり、起爆装置がある。
内部に火薬が充填されており、その爆発で小石を飛ばす。
ミサイルの500粒弾になる。
専用機関銃の弾にもなる。専用機関銃の場合は、圧縮空気銃、連写十発
バッタ の集まっているところを、至近距離から攻撃 1回 数百匹程度殺傷
弾が地面や壁にぶつかると、炸裂して、小石を吐き出す。
(3)丸型(打ち上げは花火型) 大中小
打ち上げ花火と同じ構造。 上空を飛ぶバッタ の群れに打ち込み、花火の爆発と同じ方法で、360度球形に被弾させる。
大型では、100メートルから数百メートルを駆除。
中型では、数十メートルから100メートル
小型では、10メートル程度。
大型、中型では、車の荷台から発射。車の荷台には、数十個の発射筒を備え、打ち出す角度を調整の上は発射。
小型は、バズーカー砲タイプ。肩に担いで、狙いを定めて発射。
「こんな感じでどうだ。これなら、できそうだな。」
「よし、急いで量産するぞ。バッタとバッタ、バッタとやっつけてやる。」
「なんだ。こんなにたくさん作ると、まるで、軍隊の兵器だな。よほど、ちゃんと宣伝しないと、タンバ国と大トンド国が、戦争の準備をしていると間違えられてしまうぞ。」
バッタの大群を迎え撃つぞ。
第3次バッタ戦争だ。今回は、たくさんの武器を用意したからな。
簡単には、負けないぞ。無敵のバッタも今回は西部戦線異常ありだ。
テストもかねて、総攻撃だ。
自動車部隊とも合流だ。
この小説史上最大の戦闘シーンの登場だ。
バキューン、ドカン、ドカーン
まあ、なんと激しい戦闘シーンでしょう。
バッタの死体が、塁塁と積み重なり、その数、数百万匹、数千万匹
他のなろうの小説だって、数百万、数千万の死体が登場する話は、さすがにないだろう。
すごい音がなり響いているね。
なんだか、音だけ、聞いているだけで、バッタをやっつけた気分にはなるね。
バッタは、かぎりなくやってくる。
大トンド国最強のバッタ撃退精鋭部隊の力を思いしれ。




