無料コーヒー店の朝 ミサイルと機関銃を発注するぞ
「ムーンライト。バッタ撃退自動車は、大活躍で、すごい数のバッタをやっつけたぞ。」
「大統領よかったですね」
「ところが、バッタの数は、きりがない。どんなに、どんなに、やっつけても、終わらない。すべての弾を撃ち尽くしても、バッタはやってくる。底無しなんだ。なんでも、数千億匹、もしかすると、1兆匹とも言われているんだ。どうしようもない。しかし、一矢は報いた。この大トンド国をすんなり通過させてなすものか。一匹でも、多くやっつけてやる。」
「ほんとうですね。一匹でもやっつけましょう。」
「まだまだ、バッタはやってくるので、次の戦いのために、小石爆弾を可能な限り詰め込んで必要がある。」
「大統領、フランスで、バッタ撃退ミサイルと機関銃が紹介されていますけど、どうします?」
「なに、ミサイルと機関銃だと。それじゃ、大戦争になるぞ。アメリカやロシアに睨まれてしまうぞ。」
「大丈夫です。ミサイルは紙製で、上空100mほどしか届きませんので、戦争には使えません。それに、たまは、小石です。機関銃も小石を飛ばすものですから、アメリカもロシアを睨んだりしません。おもちゃみたいなものです。」
「じゃ、ルル電気自動車に発注してみるか?きっと、彼らなら面白いものをつくって納品してくれるのちがない。」
「そうですね。ルル電気自動車に、ミサイルと機関銃の注文がくるなんて、きっと、大騒ぎになりますね。どんな会話がなされるか、聞いてみたいものですね。」




