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バッタの後の食料危機を乗り越えろ

アフリカの中央部を、西から東に数十キロの範囲で、バッタの大群が通り過ぎて行った。大トンド国の首都を直撃して行ったのだが、大トンド国は、国土が大きいので、被害を免れた国土もあり、それらの地方から、食料を取り寄せて、首都の食料を供給していた。

 大農家ロバートは、大成功を収めていたので、農業の近代化進めており、大規模ガラス温室ハウスなども手広く行っており、農場の60%以上は、被害を免れていた。食料危機の前に、大量の食料増産を図っていた。赤道直下の大規模ガラス温室ハウスは、寒さ対策ではなく、暑さ対策で、貴重な水と日陰を確保する仕組みになっており、太陽光発電パネルを組み合わせて、一年中快適な畑を作っていた。野菜作りを得意として、一年中、みずみずしい野菜を供給していた。

 大規模ガラス温室ハウスの外で育てていたものは、バッタにほとんど食べられてしまったが、温室が大規模だったので、大規模ガラス温室ハウス内の野菜は、飛ぶように売れた。ぼろ儲けするチャンスであったが、むムーンライトの言葉を思い出して、良心的な価格で、供給していた。


大農家ロバートの大規模ガラス温室は、屋根には、太陽光発電パネルを貼って、日陰を作っている。

それは、大規模ガラス温室ハウスの名前にふさわしい威容を誇っていた。

大トンド国あ赤道直下の灼熱の国なので、水は貴重なので、大規模ガラス温室ハウスは、水が漏れないように、密閉空間にしている。野菜が水を吸い上げて、葉っぱから蒸発によって、冷却効果を利用しているが、水蒸気は、天井に届くと、水に戻り、それをまた、再利用する。近代的な技術の結晶のような巨大温室であった。


 周辺の荒れ果てた畑は、大型トラクターで、土を掘り起こし、バッタの死骸も肥料になるように十分土の中に混ぜ込んで、食料増産できるように耕していった。周辺の小規模農家に、大型トラクターで、どんどん耕して、ロバートの周辺は、瞬く間に、食料増産を取り込んでいた。


大農家ロバートは、巨万の富を得ていたが、大トンド国の食料増産のために目をみはる活躍を見せていた。

その人望は、日に日に高まっていた。そして、誰も、ロバートの過去を知らなかったが、誰もそんなことを気にもしていなかった。


大農家ロバートの今の富は、もしかすると、トンド国にいた時より、自由に使えるお金は潤沢だったかもしれない。


一方、タンバ国は、国土が小さい分、バッタの襲撃は、その国土のほとんどが、壊滅的な打撃を追っていた。水の少ない砂漠と灼熱の国なので、もともと農地が少なかったので、バッタの被害は甚大であった。首都タンタンバと人造湖ルル湖を周辺に、農地の造成が行われ、それなりの食料増産の期待が高まったいた時期だった。

 首都タンタンバ周辺のタンバ国の貴重な農地は、絶望的な惨状だった。しかし、人造湖ルル湖の水は守られたので、その残された水を活用して、農地、食料増産に向けて、フル稼働をし始めていた。有り余る灼熱の太陽の光を、植物に適した環境に変更するために、農地と太陽発電は、不可欠になっていた。人造湖ルル湖を基本に、たくさんの小さな人造湖(通称溜池と呼ばれた)が、たくさん作られていた。人造湖ルル湖は、低地にあったので、周辺のため池や農地は、ルル湖より高い位置にあったので、単純な水路で、水を供給することはできない。たくさんのポンプとパイプを駆使して、パイプが張り巡らされていた。灼熱の砂漠の国にとって、溜池の水の自然蒸発は、無視できないので、溜池というより溜めタンクとして、蓄えられていた。


タンバ国は、残った水をフル活用して、食料増産を目指すことになった。





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