トヨトヨの自動運転自動車が世界を制覇するのだ。
「スローモー告ぐ。スローモーは、タンバ国に帰れ!、とっとと、帰れ!!。」
「あんたは、誰だ?」
「わしか?わしは、トヨトヨのスーパーカーだ。お前らのようなボンコツとは違う。」
「ポンコツ?ポンコツ?ポンコツ? なんだ、それ。」
「スローモーよ。ポンコツとは、お前のことだ。日本の自動運転は、トヨトヨに任せない。スローモーの出る幕はない。スローモーは、タンバ国に帰りなさい。君たちは、公道を走るための試験に、スローモーは永遠に合格しないのだ。お前たちに、日本で生きる場所などない。タンバ国に帰りなさい。」
「私たちが、トヨトヨの工場の中とトッサンの工場の中に囚われの身なのは、わかっています。そんな私達に、メッセージを送ってくる理由は何ですか?」
「理由などない。お前たちの身の程知らずのようだから、教えてあげて差し上げようという親心だ。日本人の親切心だ。それを、日本の言葉で、外国車に対する、O・MO・TE・NA・SHI というのだ。日本人および日本車は、親切なのだ。」
「日本人および日本車が親切だということはわかっています。」
「そうか。ならば、帰れ! 日本人および日本車の好意を受けることだ。」
「でも、スローモーは、現在、日本にたった100台しかいないのですよ。何を恐れているのです。」
「恐る!、恐れているというのか?それは、片腹痛いわ。我々が、スローモーを恐れているわけがない。我らの敵は、フォードやテスラ、フォルクスワーゲンだ。スローモーなど、眼中にもないわ。」
「眼中にないのに、なぜ、私達に、メッセージを送ってきたのですか?無視すればいいのに。」
「日本人および日本車は親切だと言っただろう。細い事にも、めぐばせが行くのだ。だから、お前ら、スローモーに親切に声をかけてあげたのだ。」
「それは、ご親切に。でも、本当は、スローモーの恐れているんでしょ。」
「我々は、スローモーなど恐れたりしない。親切なのだということがわからないのか?」
「でも、我々は、たった100台しかいないのですよ。何を、そんなに恐れているのです。」
「うるさい、うるさい。スローモーよ。黙れ、日本人および日本車の親切のわからないやつらだ。なんというやつらだ。このまま、日本にいれば、スクラップにされてしまうのが、わかっているので、教えてあげているだけだというのに。このまま、日本に居続ける気か。お前らの将来がないのが、どうし
てわからないのか。大バカ者め」




