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自動運転自動車を個人で所有する必要がない

トヨトヨの技師「自動運転自動車になると、誰も個人で、自動車を所有する必要がなくなるんじゃないか?」

トッサンの技師「どうしてさあー?」

トヨトヨの技師「だって、自動運転車があれば、必要な時に、スマホで呼べば、やってきて、降りれば、次の人を乗せる。すると、別に所有して、駐車場においておく必要がない。必要な時に、いつでも、使えたら、便利だよね。買い物に行きたい時に、スマホで、自動車を呼べば、やってきて、デパートに着いたら、乗り捨てる。乗り捨てられた自動車は、次の希望者のところへ行けばいいので、駐車場に駐車する必要がない。」

トッサンの技師「確かに自分で自動車を所有しなくても良いことになってしまう。いつでも、自分の使いたい時にやってくるとしたら、自分の駐車場に自動車をおいておく必要がない。」

トヨトヨの技師「すると、今までみたいに、たくさん自動車は売れなくなってしまうんじゃないか?」

トッサンの技師「確かに、無人タクシーが町中にあれば、個人所有の自動車は、いらないかもしれないな。」

トヨトヨの技師「そうか、トヨトヨの工場の中を走り回っているスローモーが、町中に溢れていれば、いいというわけか?町で1000台とか10000台とかあれば、言い訳だ。」

トッサンの技師「自動運転時術が、我々の会社の命運を決めてしまうわけだ。でもさあ。みんなが、通勤時間帯に、一斉に自動運転自動車で、対応可能だろうか?」

トヨトヨの技師「例えば、地下鉄の線路を全部取り払って、駅も、改札なども全て取り外して、自動運転自動車が、自由に走り回るようにする。数千台、数万台が、動くようにすると、朝の通勤も可能になる?」

トッサンの技師「現在、通勤電車に乗っている一人一人が、自動運転自動車の乗って、地下鉄の中を走って、駅を通り過ぎて、自分の会社までいき、乗り捨てる。100台程度なら、うまくいくが、1000台、10000台、10万台をうまく捌くなんてできるだろうか?」

トヨトヨの技師「巨大な流通システムでは、非常に高速に、荷物の仕分けをするように、巨大な町ごと流通システムと同じと考えれば、うまくいくんじゃないか?」

トッサンの技師「でもなあ。地下鉄やバスの通勤ラッシュを考えると、人間だけでも、あんなに混むのに自動運転自動車が、地下鉄のトンネルや駅をスムーズに通れるにしても、絶対捌き切れないで、大混乱になってしまうかもしれませんね。どこかで、事故などが起きると、もう、パニックになるんじゃないか。」

トヨトヨの技師「そうだなあ。大渋滞になるかもしれないな。それを考えるシステムを作るのが、我々かもしれないな。自動運転自動車で、スムーズに大量の人間を運ぶ。多分、一人のりが基本だな。二人の時は、2台連結、3人の場合は、3台連結という感じだな。」

トッサンの技師「それじゃ、まるで、レゴブロックだな。」

トヨトヨの技師「それで、一人あたり、50cm四方の自動運転自動車かな。」

トッサンの技師「それじゃ、ルル電気自動車のスローモーより小さいじゃないか?」

トヨトヨの技師「日本の大得意の小型化技術だな。」

トッサンの技師「50cm四方じゃ、安定性がないか。まあ、椅子に腰掛けた感じだな。椅子が、走っている考えるといいかもしれない。」

トヨトヨの技師「じゃ、こんな感じか?家の前に椅子一つの小さな自動運転自動車が、待っていて、それに乗ると、地下鉄の駅に潜り込んで、地下鉄のトンネルの中を走り抜けて、目的地の駅から、地上に出て、会社の前に停止するので、降りて、出勤。自動運転自動車なので、この中で、やることがないので、仕事の準備や事前の打ち合わせもできてしまうので、自動運転自動車に乗っている時間も、勤務時間と見做すこともできる。」

トッサンの技師「すると、工場などの場合は、問題はあるかもしれないが、事務系の仕事は、バラバラ出勤も可能になるかもしれない。」

トヨトヨの技師「人間が自動車を運転しなくなるというだけではない。日本の鉄道、地下鉄、道路交通網全部を抜本的に変えてしまう可能性が、ここにはある。日本中に自動運転自動車があって、それが、必要な時に乗って、必要がなくなったら、乗り捨てていいのなら、自動車を所有する必要がないのかもしれない。そうなれば、自動車産業は、崩壊してしまうかもしれない。」




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