表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
211/284

ねぇ。ゴードン、どうして、プラスチックは、分解されないのさ。

「ねえ。ゴードン、どうして、プラスチックは、分解されないの?」

「ミンミン、それはね、分解されないから、便利だということで、作られたからさ。」

「そうか、分解してしまうものは、失敗で、分解しないものを成功製品として、生み出したということだね。」

「プラスチックは、その意味で、人類が生み出した最高傑作の製品の一つだろうね。」

「最高傑作なわけね。」

「最高傑作すぎて、誰も、どうにもできなくなってしまったんだ。」

「ゴードン、あんたが、なんとかしなさい。さもないと、海や山は、プラスチックだらけになってしまうよ。」

「でも、どうしたらいいんだろう?」

「何か分解する方法はないの。」

「だから、最高傑作物質なのだから、隙がないんだ。だから、誰もの分解できないんだよ」

「自然の条件下では、分解できないので、高温高圧とか、マイクロ波当てるかと、薬品で溶かすとかさ。」

「まあ、エネルギーやお金をかければ、色々できるけど、それじゃ、大量にできないから、できるだけ、お金がかからない方法で、安く、簡単に分解する方法が必要だ。その上、分解した後も、無害で、安全である必要もある。だから、簡単にできないのさ。」

「ねえ。ゴードン、目を瞑って。」

「だめ、その辺にある箒で、僕の頭を打つんだろう。」

「わかった?」

「まあね。この間をとても痛かったんだよ。それに、そんなに、簡単に、アイデアは出ないよ。でも、何かの偶然で、空から降ってくることがあるのさ。」

「アイデアは、空から降ってくるんだ。」

「まあ、そんな感じなんだ。」

「そうか」

「まあ、焦らずに、じっくり考えて見るよ。人間が真剣に考えると、何かを見つけんだよ。」

「そうなんだあ。」

「実は、今までも、人類最高傑作物質というものがたくさんあるんだよ。例えば、DDT,PCB,フロンなどが、最高傑作物質と呼ばれたんだよ。そのどれも、分解されにくく、非常に安定した物質だったんだよ。だから、盛んに作られたのだが、量が多くなりすぎて、環境に影響を与えるようになって、どれも、製造停止になった。もしかすると、プラスチックも製造中止になるかもしれないんだ。これらの物質は、非常に安定した物質なので、製造中止になっても、長くその影響が残るんだ。それに、今も、苦しんでいるんだ。プラスチックも、そうなる。だって、簡単に分解できないんだから。」

「だから、ゴードン。なんとかしなさい。」

「僕だって、なんとかできるものなら、なんとかするさ。世界中の誰も、うまくできないんだぞ。それが、5分、10分考えてアイデアが出てきたら、世界中は、マヌケになってしまうだろう。うまくいっても、アイデアがあっても、実用化に5年、10年、20年とかかっても、不思議はないんだ。いくら、ここが、ナロウの世界だって、そんなに簡単にはいかないさ。なんといっても、作者に、なんのアイデアもないんだぜ。ミンミンとゴードンに考えを出させようと、企んでいるんだぜ。そんなに、アイデアがすぐ出てくるわけがないんだ。」

「まあね。作者もいい加減だって、私だって、知っているわよ。あの人は、いい加減だって、ナロウ世界でも有名だって。」

「有名なんかじゃないよ。だって、この小説を読んでいる人なんて、ほとんどいないんだから。」

「エ!、私たちの大活躍を、誰も、読んでいないんだ。面白いのに。」

「この小説の主人公は誰だい。」

「えー!誰なんだろう。オサム君かな、それとも工藤博士、この小説はロボットが、主人公なんだから、ハルくんかな、アレックスかな、タンバ国の3人娘かな、それとも、ムーンライト、ポーラもいるぞ。たくさん登場しすぎなんじゃないか?」

「まあ、いいんじゃない。ミンミンとゴードンだって、これから大活躍するさ。」

「そいえば、時々登場する北欧のムーミンという名の女性のロボットは、一体誰なんだろうね。」

「そんなこと、作者だって知らないと思うよ。聞いてごらん。きっと知らないというから。」

「まあ、そうでしょうね。作者も絶対何も知らないというんだ。」

「まあ、仕方がない。まあ、とにかく、プラスチックを分解する方法を考えてみるよ。」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ