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ナロハ国防大臣の夕食

ナロハ国防大臣が、顔をほころばせながら、奥さんの美味しい手料理を食べていた。今日は、おしゃれなフランス料理であった。

いつも、絶品の美味しさだったが、今日は一段と手が込んでいたかもしれない。

ナロハ国防大臣は、若い時イギリスのいたことがあるので、イギリス料理に慣れていたが、フランス料理は、少し、苦手であったが、それは、絶対口に出せない秘密であった。

イギリス料理は、楽しんで食べる美味しい食べ物というより、生きるために食べる料理であった。世界的にもイギリス料理にうまいものは、ないと言われているくらいなので、食べることに何か、気にする必要がないが、フランス料理は、どうも、堅苦しい。面倒な感じだ。軍隊向きじゃない。


いつもは、3人だけの水入らずの食事だのだが、今日は。お邪魔虫の3人がいた。ドギーとエンティとバーディだ。

実は、この3人にとって、お母さんの作ったフランス料理は、初めて見る料理だった。何が、出てくるのは、全くの未知であった。恐る恐る様子を見ながら、席についている。

タローも、3人のそばに、席についている。タローは、人間型ロボットなので、人間のする動作はほとんと同じようにできる。


ナロハ国防大臣が、「まあ、遠慮しないで、自由にたくさん食べなさい」といった。

お母さんも「さあ、食べて。私が腕によりをかけたのだから、美味しいわよ。」

ドギー「僕たち、フランス料理を食べるのは、初めてなので、どうやって食べていいのか、緊張しています。これらのお皿や、スプーンを傷つけてしまわないか、心配です。」

ナロハ国防大臣「料理は楽しく食べるものだ。遠慮するな。楽しく自由に食え。ただし、皿は食うなよ。」

お母さん「まあ、誰だって、お皿は侍られませんよ。まずは、スプーンで、こうやって、食べてみてね。口の中で、ゆっくり味わって食べてね。そうだ。この中に入っているものを当てられたら、特別ボーナスを出してもいいわよ。」

ナロハ国防大臣「お母さん、そんな無理を言うのは、やめなさい。ドギーもエンティ、バーディも、食べた気に成らないじゃないか。まあ、そんなことを気にしないで、ゆっくり楽しみなさい。」

お母さん「そうですね。さっきのボーナスの話は、取りやめにします。まあ、ゆっくり楽しみましょう。」


ナロハ国防大臣「美味しい料理だったね。ところで、タロー。会社は、順調のようだね。」

タロー「はい、順調にスタートしました。この3人が、よくやっていますので。」


タロー「では、3人から一つづつ、説明をしていただきます。」

ドギー「私は、クッキー屋さんをやっていますが、順調です。」

エンティ「私は、花屋をやっていますが、売上も順調です。」

バーディ「私は、本屋さんをやっていますが、売り上げはあまり多くないのですが、まあ、順調です。」

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