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大トンド国のアイデアコンテスト

アナウンサー「今日は、文化大臣より、お知らせがありますので、お聞きください。」


文化大臣「大トンド国の皆さん。大トンド国では、アイディアコンテストを開催します。ジャンルは問いませんが、できれば、大トンド国の経済発展に寄与するものを募集します。良いアイデアを出した人には、その実現を支援します。奮って応募するように。詳しくは、ホームページをご覧ください。」


トーゴ大統領「ムーンライト、どんなアイデアが集まるか、楽しみだ。」

ムーンライト「楽しみですね。」

トーゴ大統領「タンバ国が驚くようなアイデアが出てくるといいのだが。」

ムーンライト「あまり期待しないようがいいと思いますよ。」

トーゴ大統領「それは、どうしてかな。」

ムーンライト「大トンド国は、変化を好まい国ですから」

トーゴ大統領「大トンド国は、変化を好まない国だと。」

ムーンライト「トーゴ大統領の口癖をご存じないのですか?すぐに、処刑だ、死刑だと言い過ぎます。」

トーゴ大統領「そんなに、処刑だ、死刑だなどといったかな?」

ムーンライト「私も、何度も、処刑にされて、死刑にされてきました。実際は、なんとか、その窮地を逃れてきましたので、現在も、元気にやってますが、運悪く、そのまま、処刑、死刑になった人もいるんじゃないでしょうか?」

トーゴ大統領「ちょっと、怒りやすく、短気だったかもしれんな。」

ムーンライト「亡くなった方は、どうすることもできないのですが、名誉の回復や家族の人たちの保障や、民族の尊厳などを回復してあげると、この国は、もっと、明るい元気な国になります。アフリカ一の幸せな国とよばれるようになりますよ。」

トーゴ大統領「この国には、逆らうものが多すぎるのだ。気を緩めると国家が崩壊してしまうぞ。」

ムーンライト「たしかに、国土も大きく、多民族、多宗教国家ですから、安易に放任主義にすると国家の崩壊の可能性も十分ありますね。ある程度、秩序や管理も必要ですね。トーゴ大統領が、大統領を退いた後の体制も心配が多いですね。」

トーゴ大統領「そうだろ。気を緩めると、国家が分裂、崩壊してしまうぞ。アフリカの盟主をなのるエジプトやアフリカの大国 ナイジェリア、アメリカ、ロシア、中国、フランス、イギリス、ドイツなどが、我が国の地下資源を虎視眈々と狙ってるぞ。油断はならないぞ。」

ムーンライト「国家の維持もたいへんですね。トーゴ大統領には、アフリカ一の名政治家の名声を得ていただきたいと思います。そのためには、明快なビジョンが必要です。大トンド国、そして、全アフリカの豊かで平和な大陸にするビジョンが必要です。」

トーゴ大統領「ビジョンか。そうか、ビジョンか。」

ムーンライト「この大トンド国、そして、隣国タンバ国は、アフリカのモデル国家、パイロット国家になれる可能性がありますし、すでに、アフリカの新モデル国家に成りかけています。国民の力を集約するのです。トーゴ大統領の掲げるビジョンが、この国を新しい国にするのです。」

トーゴ大統領「そうか、ワシも、このアイデアコンテストに参加するぞ。この国をもっと、豊かにし、平和にするアイデアを出せばいいんだな。」

ムーンライト「いつも、トーゴ大統領の発想には、驚かされますね。そうです。トーゴ大統領が、アイデアコンテストに参加するのは、とても、よいアイデアだとおもいますよ。そうすれば、みんないろんなものを出してくれると思います。」




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