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500mタンバタワーによる個別配送飛行機システムプロジェクト始動

タンバ国の首都に、500mのタンバタワーが建設されることになった。

このタンバタワーは、自動運転飛行機の発進場となる。高さ500mのタワー発進場を建設するという。


ゴードンの思いつきは、科学技術大学のゴードンの授業科目テーマになり、集まった学生と授業と検証の場となった。ゴードンの思いつきを、学生たちと喧々諤々と話し合いながら、その可能性を探っていった。その成果は、15回の授業の終わりに、学生たちの研究成果して、科学技術大学の大講堂で発表した。事前の評判やゴードンと学生たちの実験を見ていた先生や学生たち、ロジャー校長、バージル、アランなどもやってきて、見ることになった。

 自動運転飛行機の小型飛行機、一人のり飛行機の小型のものを飛ばすものだ。

 自動運転飛行機の大きさは、50cm四方から、3m四方程度だ。

 小型のものは、一つの荷物を搬送するのもで、大型は、人間を運ぶものである。


この自動運転飛行機は、ムササビメソッド方式と呼ばれる。

 500mのタワーの屋上から、自動運転飛行機を落とすと、その重力で、速度を加速し、自然に、飛行機は揚力を得て、自力で航行し、目的地にたどり着く。飛行機には、舵が付いているので、それをコントロールして、目的地に着く。

 通常の飛行機は、飛行場という大きな滑走路が、離陸と着陸に必要だが、ムササビメソッドでは、それを必要としない。そのかわり、高いタワーが必要になる。

飛行機と荷物は、エレベーターで、屋上に送られ、そこから、飛行機に乗せられ、屋上から落とされる。送り出されるという感じではない。落とされる感じだ。

 どんなイメージかと、琵琶湖で、開催される人力飛行機大会のようなものと同じです。


だから、基本的には、この自動運転飛行機には、エンジンがない。グライダーのようなものなので、製造コストは安く、使い捨てでも、良いようなものだが、基本的には、回収してリサイクルする。


問題は、落下防止や、衝突回避などだ。自力航行機能ができないので、途中で、揚力を推しなったり、バランスが崩れて場合、向かい風や乱気流、雨、などによる様々な環境に対する対応だ。

もし、これをビジネスとして行うとすると、日常の気象に対応する方法を解決しなければならない。天気の良い無風の状態の時、飛ばすことはできるが、天気が悪いと利用できないとなると、とてもビジネスとして成り立たない。

 そのため、十分な速度をえる高さが考えられていること、また、飛行機に十分な重さが必要で、十分のパワーをもつ必要がある。そのため、あまり、大きな揚力は必要としない。形も、大きな翼を必要としない。


問題は、着陸は、10m程度の着陸タワーを、各地に設置して対応する。着陸用ボックスがあり、その中に、飛び込んで、着陸する感じである。ボックス内は、クッションや着陸時に圧縮空気のなど噴出で、衝撃を下げるようになっている。イメージとして、伝書鳩の鳩小屋に帰るようなものである。

小型飛行機は、この目的地の信号を頼りに飛んでいく。

基本的には、目的地を間違う事はない。


緊急用には、圧縮空気のタンクを積んでおり、緊急時の回避行動や、高度低下をあげる機能を持つ。

それでも、落下等も起こる可能性もあるので、それらを発見、回収するシステムも必要である。

基本的には、水に浮くように設計されている。

姿勢制御は、梶で行い、着陸時なのコントロールには、圧縮空気、非常用液化ガスの噴出で、制御する。


人の乗るものには、ドローンのようなプロペラをもち、細かい制御を行いようにして、専用の着陸場を必要をせず、ある程度の自由に飛べるようになっている。


学生からは、今まで、検討したあらゆる問題に対する解決方法が、コンピュータシミュレーションが紹介され、台風や嵐の日には、運行できないが、雨や季節風程度には、対応可能という結果であった。


最後に、いくつかの飛行機の模型が紹介された。


ロジャー校長の賛同を得て、地上500m のタワーと、周囲50km をカバーする個別貨物配送飛行システムを運用することになった。


なんでも、やってみようというタンバ国での実験であった。


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