タンバ国のホカロン大作戦
技師「これが、そのホカロンか。意外に、小さいな」
アラン「これは、日本のコンビニなどに売っているものです。このプラスチックの袋を破って、中身を出すと、空気中の酸素と静かに、反応して、熱を出します。ほら、すぐに暖かくなってきたでしょ。」
技師「ほんとだ。暖かくなってきた。すると、これの1kg、2kg、。。といろんなタイプの巨大ポカロンを作成して、太陽熱スターリングエンジン発電機の集熱部分に、熱が伝わるようにして、設置すればいいわけだな。」
アラン「基本的に、密閉容器に入れて、穴を開けるかして、空気を入れれば、発熱するので、日中、それを回収するシステムを作れば、いいんだな。」
技師「まあ、そんなところだな。これを、できるだけ安価に大量に作成して、交換できるようにする。そして、それを大量にリサイクルする。」
アラン「灼熱と砂漠の国のタンバ国には、暖房はあまり入らないと思うが、調理には、熱を使うから、調理用熱源に使うこともできるかもしれないな。」
技師「町ごとに、巨大ポカロンバック(1kg) を配布する場所を作って、無料配布すれば、熱源になるんじゃないか。究極のリサイクル国家になるんじゃないか。」
アラン「鉄酸化エネルギーのリサイクルシステムだね。名付けて、ホカロンプロジェクトだ。」
技師「調理用熱源に利用できるかどうかは、別にして、スターリングエンジンの熱源には、なりそうだな。それが、非常に安価に酸素を取り除ければ、元のホカロンに、戻るというわけだ。なんとか、なるかもしれんな。やってみるか。まずは、ホカロンの量産化だな。そうだ。このホカロンにマークをつけてやろう。我が家の家紋を使おう。こんな感じだな。」
アラン「え!、え!、ええ〜」
技師「どうした、何を固まっているんだ。」
アラン「そのカモン、その家紋、そのマーク!!!」
技師「どうした、我が家の家紋がどうした。」
アラン「その家紋をもう一度書いてください。この紙に書いてください。まだ、男の約束があるので、詳しいことは何も言えないのですが、私の先生の探し物マークによく似ているんです。もしかして、このマークによく似たマークは他にはありませんか?もしかすると、隣の家の家紋とか。お墓か何かに、つけるマークとは、ハンコとか、何か似たようなものは、ありませんか?」
技師「我が家の家紋は、近所でも珍しいと言われていたので、似たような家紋はないぞ。とても、変わっているのが、我が家の自慢なのだ。」
アラン「そうですか?」
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アランより、工藤博士へ。
「博士よりいただいた100種類のマークによく似たマークを発見しました。ルル自動車会社のドイツ人技師の家紋だそうです。どうです。どこか似ていますよね。技師によれは、非常に珍しい家紋で、他に似たようなものはないそうです。」
工藤博士より、アランへ
「確かに、似ているような気がする。もかすると、同じルーツを持つマークかもしれない。貴重な情報をありがとう。こちらでも、もう少し調べてみる。引き続き調査をしてください。一つ見つけたので、ワインポイントボーナスを送ろう。何か、欲しいものはあるかね。」
アランより工藤博士へ
「ルル電気自動車では、ホカロンの研究をすることになりました。できれば、コンビニやスーパーで売っているいろいろなホカロンを送っていただけると助かるのですが」
工藤博士からアランへ。
「そんなことで、良いなら、お安いことだ。いろいろなホカロンを買い集めて、送ってあげよう。でも、タンバ国は、熱帯の国だろ。ホカロンは必要ないと思うが。」
アランから、工藤博士へ
「ちょっと、いろいろ研究する必要がありまして。ホカロンお待ちしています。」