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大トンド国の新交通システム To-Gooタイプ

大トンド国の新交通システム To-Gooタイプと呼ばれ、タンバ国の電気自動車の大型版のシリーズになる。

大トンド国は、ルル電気自動車の電気自動車のためのレアメタルの供給の見返りに、ルル電気自動車の完成品と電気自動車のための交通システム網の整備を行うことになっているが、さすがにインフラ整備は、大トンド国で行わなければならない。国土が広い分、分割整備をしていく必要がある。

最初に、国土を縦断する形で、自動車専用高速道路網が整備された。高速道路網が、大トンド国の流通システムであり、中央アフリカの商業圏を確立し始めた。

タンバ国と大トンド国は、ルル電気自動車の自動車と交通システムを共通でスタートしたことになる。


このシステムスタートに、驚いたヨーロッパ、インド、中国、日本は、アフリカ進出を急速に深め、イラン、サウジアラビア、エジプトあたりの電気自動車の整備を活発にはじまた。いづれ、コンゴ、ケニアあたりで、壮大な電気自動車の戦いがありそうな予感であった。


ルル電気自動車は、南アフリカに大きな生産拠点があり、ここから大規模生産が開始されていた。中央アフリカ、南アフリカあたりは、ルル電気自動車タイプが大きなシェアを取ると思われるが、ビジネスの世界が、予想通り展開することはないので、どのようなことが起るかは不明だった。


砂漠と草原の国、タンバ国では、静電気蓄電システムはかなりのパフォーマンスを上げていたが、大トンド国では、大トンド山に吹き付ける風によって、降水量も多く、雨も多いので、静電気蓄電機能の効果は半減していた。その関係で、太陽光発電パネルや駐停車時に車体の下を吹き抜ける風を車体の下の風車で発電する機能が追加された。もちろん、風車は、駐車している時だけ、稼働し、走行中は、車体の中にしまわれている。飛行機でいえば、飛行機の車輪のように、飛行中は車体にしまわれている。

その関係で、車体が一回り大きくなり、 To-Goo 型として、Ho-Boo型と区別された。


To-Goo型は、大トンド国向けに販売されている。

基本的には、自動車を個人所有ではなく、公共のもの。でも、自動車を利用するのに、お金が必要でもない。自由にタダで利用できる。

自動車を利用したい人は、いつ、どこからどこまで利用したいのか、交通管理会社に登録すると、自動的に自動車が配車されるので、乗る。そして、目的につくと、降りる。すると自動車は、交通管理システムに従って、次の必要な場所に行く。なので、駐車して待っているということもなく、必要なときには、自動車を呼べば、ちゃんとやってくる。大都市でも、1万台程度あれば、ほとんどの需要に対応可能になる。24時間自動運転で対応である。電気自動車なので、充電時間も必要だが、それは、夜間などに自動的に行う。街中を走る自動車は、静電気充電などでは間に合わないので、夜間などに充電が必要だ。

電気自動車の形は、4人乗りが基本で、立方体にタイヤがついているような感じだ。



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