タロウとタンバ国の女性と子供の会社
お母さん「国防大臣。タロウが、女性と子供のための学校を作りたいと言い出したんですが、どうしましょう。」
国防大臣「確かに、タロウにこの国の女性と子供のために、何か、考えるようと言ったが、学校ねえ。」
お母さん「ロボットが、勝手に学校を作ってしまっていいんでしょうか。」
国防大臣「さすがに、タンバ国の教育省が、簡単に認可するとは思えないぞ。とり会えず、お前は、フランスの学校を出たのだから、学校の先生はできそうな気がする。そこで、とりあえず、お前を校長先生にして、認可してもらって、タロウくんに色々運営を考えてもらってはどうか。しかし、2、3人は、助っ人が必要だが、だれか、いないかな?」
お母さん「科学技術大学の卒業生を、2、3人、雇ったら、どうでしょうか?」
国防大臣「お金はどうする。学校を色々お金がかかるぞ。」
お母さん「そうですね。費用は、かなりかかりますね。うちには、それなりの貯金がありますが、すぐにそこをついてしまうかもしれませんね。」
国防大臣「タロウくん。学校を作りたいんだって。面白いじゃないか。やってみてもいいと思うが、費用はどうするんだね。」
タロウ「タンバ国は、個人が、一人で、勉強するという環境が整備されて、教育用タブレットを使って自力で、道を開く人がたくさん出てきました。けれでも、多くの人が集まって、学ぶ場があるといいと思うのです。それで、みんなが集まれる場があるといいと思います。」
国防大臣「それで、費用は、どうしますか?」
タロウ「午前中は、勉強で、午後は、会社のようにして、生産をします。そこで、利益をあげます。」
国防大臣「学校だとすると、校長先生、会社だとすると、社長が必要だと思いますが、ロボットの君が、それを行うことはできないですね。」
タロウ「そこで、お願いがあるのですが、お母さんに校長先生と社長さんをしていただくことはできないでしょうか?。実務は、私が行いますので。」
国防大臣「二人きりでは、学校も会社もできないと思いますが?」
タロウ「そうですね。良い人の協力があるといいのですが。ハル君やオサム君や、アランのような人がいるといいですね。」
国防大臣「ハル君やオサム君やアランは、日本に帰ってしまったから、ここで、働くことはできないから、科学技術大学の卒業生で、だれか手伝ってくれる人がいるか、聞いてみてもいいかね。」
タロウ「人選を私がしてもいいでしょうか?」
国防大臣「誰が、お願いしたい人がいるのですか?」
タロウ「実は、3人いるんです。ドギーとエンティとバーディを指名したいんですが?」
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国防大臣「ロジャー科学技術大学学長 大学の学生の中で、ドギーとエンティとバーディの3人を、これから作る学校に派遣していただきたいのですが?」
ロジャー「ドギーとエンティとバーティですか?おやおや、この学生は、あまり、出来が良くありませんよ。この3人を一箇所に集めると、いつもトラブルが起きると書いてあります。いいんですか?」
国防大臣「タロウが、この3人を指名したのです。そんな問題児なのですか?」
ロジャー「問題児というか、みんなとの協調性があまりないようなんです。一匹狼的な感じでしょうか?」
国防大臣「とりあえず、どんな学生か? 合わせてもらえますか?」
ドギー「ドギーです。何か、俺っちに用事であるとか。うまいものがくれるなら、なんでもやるぜい。」
ロジャー「これこれ、国防大臣の前で、失礼ではありませんか?」
エンティ「エンティです。科学技術大学、知恵一番です。私の前に不可能はありません。解けない問題など存在しません。ただし、物事は複雑なので、時間がかかる問題は多いのですが。」
ロジャー「自信満々ですね。」
バーディ「バーディです。私は、なんでも、すぐやるタイプです。考えるより早く行動する派です。」
ロジャー「それで、いつも、トラブルを起こしているんですね。」
国防大臣「実は、新しい学校と会社を作ろうと思っているのですが、協力していただけないかと、ロジャー校長に相談したんですが、あなた方、3名を呼んでいただきました。」
ドギー、エンティ、バーディ「俺っちで、いいんですか?科学技術大学の落ちこぼれですよ。」
国防大臣「実は、我が家のロボットのタロウに協力して欲しいんですが、可能でしょうか?」
ドギー、エンティ、バーディ「少年ロボットの下で、この俺っちたちが、働くんですか。無理なような気がしますが。」
国防大臣「私も、無理なような気がしますが、実は、タロウがあなた方3人を指名したのです。何か、深い理由があると思いますので、しばらく、タロウを観察するつもりで、協力していただけないでしょうか?」
ドギー、エンティ、バーディ「へえ、面白んじゃん。ロボットのタロウを試してみてもいいのかな。」
国防大臣「まあ、試してみても、いいんじゃないでしょうか。とりあえず、6ヶ月間の雇用ということで、契約を結んで、その後は、また、契約するというのでよろしいでしょうか?
ドギー、エンティ、バーディ「とりあえず、6ヶ月間の研修ということで、よろしく。」
国防大臣「では、よろしく。」
ロジャー「大丈夫でしょうか。あの3人で。」
国防大臣「タロウが直々に指名したのだから、何か、それなりの理由があると思います。その理由は何にもわかりませんが。」
ロジャー「何か、ありましたら、バージルに対応させましょう。バージルは、保安部長だから、彼らが、無茶なことをしないように、見晴らせます。」