表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
47/50

四十六話

キャラ崩壊してます。理由はそのうち分かります。

 寂しい。淋しい。さびしい。

 淋しい。

 寒い……。


 いま、目覚めた。


 眠っていたようだ。


 ここは、どこだろう。

 オレは……なにをしてるんだろう。


 暗くて……。

 静かだ……。


 寒い……。


 ここは、どこだ?

 ここは……ああ、ああ! ここは! ここは!


 ああ、嫌だ! 嫌だ! 嫌だ! 嫌だああ! ここは嫌だ! 嫌だ! だ、出してくれ! 出してくれ! ここは、ここは嫌なんだ!

 出して! 出してくれ! 頼む! 誰か! 誰かぁぁあ!


 誰か! 誰かいないのか!? 頼む! 誰か! 誰か! お願い! お願いだよ! 誰か、誰か返事をしてくれ! 誰か返事をしてくれよぉ!

 お願いだ! 誰か! 誰か! 誰かぁあああああ!


 あ、ああ……だ、誰も……居ないのか……?

 う、うそだ……いやだ……だ、だれか、いるんだろ……? だれか……だれかぁ……。


 いやだ……い、いやだ……ここは嫌だ……ここは嫌なんだ……だして……出してくれ…………だしてくれよ……ここは、ここだけは嫌なんだ……ここは、ここだけは嫌なんだ……嫌だ! 嫌だぁ!


 あ、ああ、あああ……ああああああああ…………。


 ああああああああああああああああ……あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!


 あ、ああ……あああ……あああああああ………………。


 あう、ううう……ううううううううう――――!


 いやだ……いやだよ……だしてくれ……おねがいだ……いやだよぉ……。

 もう、いらない……いらないから……なんにもいらないから……おねがい……おねがい……たすけて……おねがい……だれか……だれかぁ……おれを、おれをたすけてくれよお……。


 ぜんぶ、ぜんぶあげるからぁ……おねがい、おねがいぃぃいい! だして! 出してぇぇぇ! ここから出してぇぇぇ!


 おねがいだ! お願いだよぉ! 結婚してもいい! 全財産あげたっていい! なんだってしてあげる! だから、だからここから出して! おねがいだよ!

 おねがい! おねがいです! だして! 出して! 出してよ! 出してください! 出してくださいぃ! 出してくれたら結婚してあげます! 好きになります! だからお願いです! 出してください!

 なんでもしてあげます! なんだってします! お願いです! 出してください! 出してください! 出してください! ここから出してください! おねがいです! 出してください! 嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ! ここから出して! 出して! 出してぇぇぇ!


 なんで、なんでだしてくれないんだよ! ちくしょう! 畜生! 殺してやる! テメェぶっ殺してやる! 出してくれよ!


 あああ、ああああ!

 あああ! 嘘だ! 嘘だよ! ぶっ殺すなんて言わない! ちょっと怒っただけなんだ! ほんとう! 本当なんだ信じてくれ!

 嘘じゃない! ぶっ殺すって言うのが嘘じゃないって言うんじゃなくて、本当だっていうのが嘘で! 本当だ! 出してくれる人にそんな事言わない!

 奴隷にだってなります! いや、ならせてください! 出してくれたらなんでもしますから! お願いです! なんでもします! おねがい! おねがいぃぃいいい!


 なにしてもいいから! だして! だしてよ! ここから出してぇぇぇぇ――――!


 おかねあげますからぁあ! だして! だしてよぉおお! あ、ああああああああああ!

 あああああああああああああああああああああああああああああああああ!


 出してぇ……だしてよぉ……だれかぁ……!


 う、うぅ……なんでも、しますからぁあ……なんでも、なんでもします……だから、だからぁあ……。

 だしてえ……あう、うぅぅ~……! だしてくださいぃ……ここは、いやなんだよぉ……だしてぇ……なんでも、なんでも、するか、らぁ……。


 なんでも、するからぁ……出してくれた人の好みの女に……なるからぁ……出してぇ……う、うぅ……だしてよぉ……なにしても、いいから……どんなことしても、怒らない、から……もんく、言わないから……だしてよぉ……出してよぉぉ……!

 なんでも、するからぁ……なんでも……なんでもするから……だして……出してぇぇぇ……!


 う、あああああ……! あああ……! 嫌だ……いぃぃいやああああああああああああああ! 嫌だあぁあああああああ!


 ああ! ああ! 来るな! 来るなぁ! なんだテメェら! 畜生こっちに来るな! ああ! 来るな! 殺してやる! あ、ああ、気のせい、か……。

 あ、ああ……あっ! だ、誰かいるのか! 待って! 待ってくれ! どこに居るんだよ! そこか! そっちにいるのか?!


 あ、ああ! 待って! そっちにいくから! あ……い、ない……そっちか! 見つけた! あ……ちがう……なんで、なんでいないんだよ……。


 幻覚……? 違う! そんなわけない! 絶対にいる! 絶対に居る! 居なきゃ嫌だ! いる! いるから! 絶対にいるから!

 まって! そっちにいくから! まってよぉ!


 いない……なんでいないんだ! なんでいないんだよ! オレがこんなに言ってるのに! なんでいないんだよ!

 出してくれ! 出してくれぇええ! ここから出してくれぇ! 出してぇぇ!

 う、うぅ……うぅぅぅ……! オレがこんなにいってるのに、なんで出してくれないんだ……! 出してくれぇぇ!


 あ、ああ! そっちか! そっちにいるんだな! 今絶対に何かいた! 待ってろ! そっちに――――。






「あ……」


「はふぅー……よかったぁ」


 青い、青い瞳。銀色の髪。白い肌……。アレルだ。アレルがいる。


「あ、レル……?」


「はいー、アレルちゃんなのですー。だいじょーぶですか? これ何本ですか?」


 アレルが、居た。

 カチュアと、リン。

 ここ……カタコンベ……。


「う、うっ、うぅ……」


「う?」


「うぅぅ~~~……!」


「うわっ! 泣いた!」


「に、ニーナが泣いた……」


「精神的にちょっとどうかしてるのかもね……ニーナ、落ち着いて。あたしの名前は?」


「か、かちゅあ……」


「言えたわね。で、あんたの名前は?」


「カチュア!」


「うわ、もう、なんでいきなり抱きつ……ぐっ、うっ……ぐっ……! に、ニーナ、ぐる、し……う、ぎゃあああああああー!」


「骨が折れた音がしたぞ!」


「ニーナさん! カチュアさん死んじゃいます!」


「あ、ああ! ごめん! ち、違うんだ! そんなつもりなかったんだ! ごめん! ち、ちがう……ちがうんだよぉ……違うんだぁ……」


「は、はぁ、はぁ……だ、大丈夫よ……骨も、ギリで折れてないわ……あと五キロくらい負荷かかってたらイッてたけど……」


「あ、う、うぅ……ごめん、ごめんよぉカチュア……許してください……う、うっ、ううぅ……ごめんなさい……ごめんなさいぃ……!」


「いや、そこまで必死に謝んなくていいけど……土下座までするこっちゃないでしょ」


「怒って、ない……?」


「怒ってない怒ってない」


「う、うぅ……カチュア……」


「何よ?」


「結婚して、ください……」


「はいはい、はい!?」


「カチュアの好みの女になるから! 結婚して! 大好き! ぜんぶあげるから!」


「ニーナさんがおかしくなりました……」


「普段からおかしい奴だと思ってたが、今回は極め付けにおかしいな……」


「大好き! 大好きぃ! カチュア大好き!」


「んぐぅう――――!」


「うわー……スゴいキスしてるです。舌入れてますよあれ……私もやられたので……う、うぅ……私のふぁーすときす……」


「アレルが流れ弾を喰らっている……しかし、なぜだろう。愛を交わしていると言うより、カチュアが捕食されているようにしか見えない」


「最後までやろう! な! 最後まで! 全部あげるから!」


「ひぃ! 服脱がさないでよ! あたしはあくまでもファッションレズなのよ! そう言うそぶりで男寄せないだけなの! い、いやぁ! 助けて!」


「逆レイプってこういうこと言うのですねー……」


「凄まじいな……何が凄まじいと言えば、ニーナはしおらしい態度なのに肉食獣が捕食しているようにしか見えない事だ。ある種喜劇だな」


「あたしには悲劇よ! 助けてぇ!」


「そろそろカチュアさん助けましょーか?」


「そうしようか」


「最初から助けろ! だああっ! 服脱がすなってば! ってあんたが服脱ぐんじゃないわよ! アレルが居るのよ!」


「大丈夫! 暗いからセーフ!」


「その理屈はおかしい!」


「ええい、ニーナ、大人しくカチュアから離れろ。ぬっ、なんという剛力!」


「うわぎゃっ、す、すごいパワーなのです! 背筋力物凄いです!」


「うぬっ! ぬっ!」


「ふにゅーっ!」


 カチュアから引き離された。


「あ、そっかー……」


「お、落ち着きましたかー、ニーナさん……へ、へとへとなのですー……」


「も、もうニーナと絶対に力比べはせんぞ……」


「そうだよなー……」


「この子どういう身体能力してんのかしら……あ、あたしたち三人がかかりでようやくって……しかも疲弊し切った状態のはずでしょ?」


「そ、そのはずなのですが―……」


「うん……そうだよなー……」


「ふぅ……で、ニーナ、どうしたのだ」


「リンもいたから……リンと結婚する……」


「よ、寄るな! 寄らば斬る!」


 リンの懐に潜り込み、剣を握っている腕を掴む。そしてもう一方の鞘を握っている手を掴む。


「危ないのは、仕舞ってー」


「ぬ、ぬぅ……! け、剣が、抜け、ない……!」


「結婚するぅー」


「んぐ! んんんん――――!」


「うわっ、凄いディープキス……あたしあれやられたのね……」


「はー……リンさんの言う通り捕食してるようにしか見えないのですー……肉食系とゆーやつでしょーか……」


「ナイフ使わないでステーキ噛み千切る系女子ね」


「んぶ、んん! ぷはっ! はぁ! はぁ! 死、死ぬ……」


「脱ぎ脱ぎしましょーね」


「うわっ、サラシに手をかけるな! だ、ダメだって! アレルが見ている!」


「暗いからせーふせーふ」


「だからセーフではないと!」


「だいじょーぶなのです。私みてないのです」


「アレルの目は隠しておくからへーきへーき。確かにこれ見てると喜劇だわ。ニーナ、やっちゃって!」


「うん、セーフセーフ。じゃ、いきまーす」


「カ、カチュア貴様、私が傍観してたからあてつけに……! あ、や、やめっ、やめ、やめてぇ……」


「だいじょーぶ、だいじょーぶ。初めてだけど、優しくする」


「ご、後生だニーナ……やめてくれ……」


「う、うー……分かった。やめる」


 ほんとに嫌そうなのでやめる。でも恥ずかしがってるだけのような気もする。


「た、助かった……」


「よかったですねー」


「しおらしくお願いすると撃退できるってことね……」


 ……よく考えたら、助けてくれたのはアレルのはず。

 蘇生魔法が使えるのは、アレルだけ。なら、アレルと結婚しなきゃいけないはず。


「アレル」


「ひゃい!?」


「大好き……」


「あ、はい……私もニーナさんは大好きなのですよー……って、んぐぅぅ――――!」


「あーあ、アレルも捕食されたわね。返事してないで逃げればいいのに」


「悲惨だ……」


「に、ニーナさん、キスしたら子供できちゃいます! 娼婦のみなさんいってました! キスしたら子供出来ちゃうって!」


「子供ほしい! アレルの子供欲しい!」


「ノリノリ!?」


「アレルの子供一杯産んであげる! いっぱい! だから結婚して! 大好き! 大好きぃ!」


「で、ですがー、私たちはまだ子供ですしー、知り合って間もないですしー……」


「結婚してくれなきゃ死……死……死ぬ……死ぬ……死ぬのは嫌ぁ! 死ぬのは嫌ぁぁぁあ!」


「定番の「結婚してくれなきゃ死んでやる」かと思ったら突然発狂した……」


「なんなんだコイツは、面倒くさい……」


「に、ニーナさん落ち着いて! だいじょーぶだいじょーぶ……私がいます! だいじょーぶなのです!」


「あ、あれるぅ……大好きぃ!」


「ループしたわね」


「そのようだな」


「ひ、ひええっ、に、ニーナさん、やめてください……おねがいです……やめて……おねがいです……やめてください……」


「アレル……」


「しおらしい態度で退ける作戦に出たわね……」


「素のような気もするがな……」


「そういやあんた随分としおらしい態度で……」


「うるさい、記憶を失え」


「アレル……かわいい……」


「は、はい?」


「凄く可愛い……」


「ん、んん――――!?」


「アレルの場合は逆効果っぽいわね……またディープな奴やられてる」


「何が基準なのだろうな。助けた当人だから好感度高いのだろうか」


「アレル好きぃ! 好き好き! 全部あげちゃう! 大好き! 大好き! 結婚して! アレル好みの女になるから! なんでもしてあげる! だから結婚してぇ!」


「ひぃっ、遠慮します!」


「う……う、うぅ~……!」


「あ、泣いた」


「本気で面倒くさいな、今のニーナ」


「オ、オレのこと、嫌い? アレル好みになるから……なんでもするから……じ、自分の事、オレって言う女の子、きらい? 嫌なら、直すから、だから、結婚、結婚して……」


「い、いえ、嫌いではないですがー……」


「じゃあ結婚! 最後までやろう! 初めてあげるから! アレルの初めてちょうだい! この間娼館に連れて行ったけど、アレルがやってなくてよかった!」


「おい、何やってるんだコイツは」


「娼館に連れてったって……何の意味があってやったのかしら……」


「ひぃっ、助けて! 助けてぇぇ! なんだかもう本当に食われそうなのです! 助けてぇ!」


「まぁ、性的な意味では喰われそうよね」


「骨一つ残さず喰い尽くしそうだ」


「皆さん見てないで助けてください!」


「あたしゃ逃げるわ」


「私も失礼させてもらう。また矛先が来たら厄介なのでな」


「あ、嫌、嫌ぁぁぁぁ――――!」


「アレル大好き! 好き好き好きぃ!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ