破壊の前兆
荒廃した大地にかすれた警報の音が鳴り響くその瞬間、それと同時に多くの人間が銃を持ち、巨大なロボットに乗り込みとあるものへ視線を集中させた。そのものは黒と赤を基調としおどろおどろしいバッタのようなヘルメットに肩に苦しみ悲しみで顔をゆがめたような顔が埋め込まれ全身を装甲に包んでいた。常人が見てしまったら発狂してしまうような忌まわしき存在がそこには立っていた。その存在が一歩踏み出した途端、銃の引き金を引き戦いの火蓋が切られた。マシンガン、ライフル、ショットガンなどがその存在に放たれ、蜂の巣にした。銃弾の雨がやんだと思えばその存在の数十倍はあるロボットが拳を振り上げ殴りかかろうとしたその時、その存在は地面に足を叩きつけた。その瞬間地震が起きた、だがただの地震ではない生身の人間は半径100mの人間はおろか巨大なロボットですら骨すら残らず押し潰されてしまった。遠巻きから見ていた人間もおりその人間はあの軍勢が一瞬で壊滅したことに絶望た、またあるものは今対峙しているものの規格外の強さを知り狂ってしまった。そしてその存在はそのものたちにも目にくれず目の前の建物に目を向ける、ボロボロになりもはや廃墟と言ってもといほどだがまだそれは学校としての形をなしているおそらく避難所であろう多くの恐怖ですすり泣く声が聞こえる。その存在は廃墟とかした学校をみて言葉を放つ
「やっとすべてが終わる」
その声にはさっきまで大虐殺をやっていたものとは思えないほど弱々しい声で歓喜と苦しみを感じ取れた。感情にふけるまもなくまたその存在な相対するものが現れる。3人の男女だったまだ18、19歳くらいの者たちだ。その男女は過去その存在に何があったか知っているような口調で話しかける
「もうやめようよ何のためにこんなこと…」
「なんでなんだよ昔のお前に戻ってくれ」
「君に何があったか分かるしこんなことをしてしまう理屈も分かるよ、、でもこんなここまでする必要はないはずだよ」
必死に訴えたがその存在は
「戻りはしないさあの冬の夜私のすべてが壊れた…だがその瞬間私の使命を理解した。ただ私はその使命を全うするだけだ。か弱い人間を淘汰しこの星に新たな種族を生みその世界で私が神となるのだ」
感情のない声でそれを言い放った途端
「もうやるしかないのか…」
彼らは覚悟を決めた、だが止めるものもいた
「もうやめてください。貴女達はもう立つのがやっとのはずです。貴女達は人類最後の希望なんです」
だが彼らはそれに耳を傾けずそれぞれのベルトをだし腰に装着し各々アイテムを入れ死ぬ覚悟ができたのか神妙な面持ちで
「「「変身」」」
と言った瞬間全身が装甲に包まれたその姿はその存在とどこか酷似したょうな姿だった。彼らはそれぞれの武器を持ち叫びながらその存在へと戦いへ挑んだ。その叫びからは怒りだけなく過去への後悔と悲しみが混ざったように感じた。
………………ジリジリジリーン
「またあの夢だよもう嫌だよ。慣れたけども」
そんなことを発しながら俺は目覚まし時計を止め立ち上がる。俺は佐々木康太東京の私立高校に通う17歳だ。実家は九州にあるが斯々然々あり東京で一人暮らしをしている。完全に実家交流を断ち切っており、今では昔世話になったカフェのオーナーに支援してもらいそれと同時にバイトをしながら高校へ通っている。クラスでの立ち位置は2軍つまり陽キャの金魚のフンだが陽キャのグループの輪の中にはしっかりと入れており一緒に遊びに行ったりしてなんだかんだおいしい位置に滑り込めたといえる。まぁ最近は少し危ないけどな。
ガーディアンズ
半年前突如として現れた謎の生命体そいつらはロボットぽいものもいれば生物に似たようなのもいる。そいつらが人々へ牙を剥け世界が混乱に陥っていたが突如として魔法使いと名乗る青年ら4人組がガーディアンズと戦っている。ちなみに俺はなんとなく魔法使いの正体を知っている俺が入っている陽キャグループ5人のうち俺を除いた4人である。うちの姉貴と兄貴が人狼大好きマンで小学生のころ死ぬほどやったせいでなんとなく人の嘘を付く癖がわかってしまった。そのおかげでなんとなくの正体がわかった。だから俺は彼らにバレないようにサポートをした。そのおかげで彼らとの距離が近づき陽キャグループに入れた。でもまぁ俺の入れたところで…と思った瞬間黒髪ロングの清楚そうな女子が俺に蹴りをかましてきた
「いってーーいきなり何すんだよ」
「なんかぼーとしてたから眠たいのかなと思って目を覚まさせてあげようって思って!」
「ゆきりんのいつもの天然ドSこえーよ…」
と俺に蹴りかましてきたこの清楚そうな子は雪村凛
学年トップクラスの成績にすごい美女そして誰に対しても笑顔で接するためうちの生徒なら誰でも一回は彼女に恋をするが彼女は自覚はないが少し被虐趣味を持っている。いわゆる天然ドSってやつだ笑顔でエグいことやってくる。そのせいで若干引かれてるものの人気者である。やっぱり顔と学力がたけーのってすげー
そんなゆきりんに引いているのは荒山光輝学力は普通で豪快な性格だが彼の凄いのは機械いじりだ彼に頼めば大体機械類は直る例えばパソコン修理にエアコンの点検だったり配電盤の修理もできる…何者なんこいつ
「まぁゆきりんらしいっちゃらしいけど」
こいつは井上未来低身長で優しい性格と中性的な名前と顔でよく女だと間違われるがれっきとした男でありなんなら筋肉ゴリラ行ってもいいほどのパワーを持つこの顔で握力65あるのは一種のバグ
「でも最近康太くんなんかずっとぼーとしてない何かあったの?」
「ちょっとね…」
この子は秋村美月誰にでも親切でかわいい系の女子で俺が密かに思いを寄せている子だ。体育の時にハードルでケガした時に真っ先に助けたことがきっかけだ
「ちょっとねってなんだよ水くせーなどうせまた悪夢でも見たんだろ」
「そんな他人事みてーに言うけど妙にリアルなんだよしかも半年感ほぼ毎日見ているとは言え人が死ぬところは未だにトラウマなんだよ」
「なんでそんな夢毎日見るんだよなんか人でも殺したのか?」
「いや殺すわけないよね」
「へ康太さん人殺したんですかどんな感じでした教えてください」
「ゆきりん怖いよ康太くん怖がってるよ」
「だって美月さん気になるじゃないですか人って死ぬときどんな声あげるとか」
「「「「……」」」」
前言撤回天然ドSじゃねーこの子サイコパスだ。と、こんな感じで俺の1日は変わらず始まると思っていたが…まさか、あんなことに巻き込まれるなんで予想もできなかった