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王女の犬  作者: Taさん
第一章 魔導書を手に入れろ!
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第13話目 マルシャン商会1

いつも読んでいただきありがとうございます!

今日も宜しくお願いしますねー!!

「はい、魔石5つを確認しました。

 買い取り価格は1万5千ゴールドになりますが、買い取りでよろしいでしょうか?」



「あ、うん、それで」



違うことを考えていたためか、ギルド職員の声に現実に引き戻されて、

慌ててギルド職員の提示してもらった金額で了承し、買い取りしてもらう。



というか、買い取りをしてもらわないっていう選択肢はないよな……



ちなみにその間に考えていたことは、雷帝や銀仮面のパーティーが残したアイテム類を

売るかどうかだ。


ギルドではダンジョン内で拾ったアイテムも買い取りはしてくれるし、

冒険者が亡くなって残ったアイテム類も買い取りしてくれる。


アイテム類はダンジョンには吸収されず、生息している魔物が武器として使う場合もあるため、

ギルドとしては落ちているアイテムがあれば、回収するのを推奨しているくらいだ。


俺は何の気になしに拾ってギルドで売ればと思っていたが、

回収したアイテムが固有のアイテムで、しかもそれが雷帝の持ち物だとかバレた場合には、

絶対に追求されるよな……



……うん、それは避けたいな……



それも王女には筒抜け状態なのだから、

ほかの貴族達にも筒抜けと考えてよいよな……



じゃあ、やっぱりギルドで買い取りを依頼するのは愚策だな。


そんなことを思っている間にも手続きは進んでおり、

俺はギルド職員から差し出されたお金を受け取る。




「本日はお疲れさまでした! またのお越しをお待ちしております!」



にこやかにギルドの受付嬢が見送ってくれる中、カウンターから離れて、

この一カ月で毎日同じ行っている習慣のようにギルド内にある武器屋へと向う。


本当はギルド外の商人のところで買うって選択肢もあるだろうけど、

いつも買っているのに急に新たなところで買うとなると怪しまれるかもしれない……


ソレイユ王女との話でも俺の行動は筒抜けになっていることは分かったのだから、

変なところで武器を買ったり、売ったりして厄介ごとに巻き込まれないようにしないとな。


そんなことを考えていると急に、




「どうした坊主?」



俺が一画に入ってきたことに気づいて、剣を研いでいた親方が顔を出しできた。


意識が親方には向いていなかったので、思わず驚きそうになるのだが、

まあ、このドスの効いた声にも、この強面にもなれているため、何事もなかったように、




「ショートソードを4本研いで欲しくて」



そう言うと同時に持っていた4本の剣を差し出した。

そんな俺の言葉を聞いた親方は、




「どれ……」



そう言って剣を手に取り、一本一本見ていきながら、




「この3本はもう駄目だな。芯にまでヒビが到達してやがる。

 こっちの一本は研げば使えるから研いでやるぞ。

 ほかは買い直せ。使っている途中で折れたりすると命を危険に晒すことになるぞ」



「そうかい、じゃあ、3本ショートソードを買うよ」



親方は職人って感じの人物で、武器に関して嘘は言わない。

高い武器を売りつけることなく、俺の体型や向かう場所に合わせた武器を進めてくる。


だからこそ、親方が進めてきたのは、間違っておらず

新しいショートソードに変えた方がいいってことだよな。


そんな俺の返答に親方は、




「そうか、なら、そうだな……

 このダメになったショートソードを買い取ってやるから、6千ゴールドでどうだ?」



「じゃあ、それで。でも、買い取ってどうするの?」



親方の申し出に興味本位で尋ねると、




「ああ、追加の材料と一緒に溶かして、もう一度ショートソードにするだけだ」



「なるほどね。……ところで、聞きたいことがあるのだけど」



俺から受け取ったショートソードを3本は横に投げ捨てて、

もう一本を持って近くにあった砥石が設置している場所へのノソノソと歩み寄る親方に尋ねる。


そんな質問に親方は、




「何だ? 何か欲しい武器でもあるのか?

 だが、お前の行くダンジョンだとそこまでの広さはないし、狭い場所もあるだろう?

 しかも狭い場所にゴブリンどもが潜んでいるときたら、

 ショートソードかもしくはナイフくらいのサイズじゃないと使い勝手が悪いぞ?」



こちらには視線を向けず、研ぎながら質問してくる親方に、




「魔導書って手に入ったりする?」



そんな俺の質問に視線は研いでいる剣を持っている手元に向けたままで、




「客の注文があれば探してやるさ……ただ、値がはるし、すぐにとはいかないなぁ~」



ってことは、金さえ払えば手に入るってことか……


というか、さらりと言っているけど、普通に他の冒険者たちが

都市伝説的な話だっていていたにもかかわらず、

すんなりとしかもすぐではないけど見つけるって言っているってことは……



本当に存在しているってことか!?



というか、この親方は過去に魔導書を取り扱ったことがあるってこと!?



色々と驚愕の事実が頭を過るのだが、この親方にアレやコレやと質問すると

今度は親方の方から不審がられてもおかしくないな……


いつも読んでいただきありがとうございます!

是非ともブックマークおよび評価をお願いします!

そのワンポチが……明日のやる気に!!

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