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王女の犬  作者: Taさん
第一章 魔導書を手に入れろ!
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第12話目 雷帝4

いつも読んでいただきありがとうございます!

今日も宜しくお願いしますねー!!

「きさまぁ!! 妹に手を出したら殺す!! 必ず殺す!!」



「アハハハ!! やっぱり家族か!? 妹か!!

 そりゃぁ~いい! 今すぐ捕まえに行って、お前の前に連れてきて、また弄んでやるよ!!

 どんな気持ちだろうなぁ~!! 妹が弄ばれているのを目の前にするのはなぁ!!」



本当に楽し気に声を上げる雷帝に対して死神は、




「殺す! 殺す! 殺す!!」



「泣きながら助けを求めるが助けてやることは出来ないし、

 何なら妹が弄ばれている前でお前を殺してもいいなぁ~。

 妹の心がまたポッキリと折れるかもなぁ~!!

 けひゃひゃひゃ!! たまらない光景だな!!」



そこまで言った瞬間、死神が自分に突き刺さっていた剣を使って、

身体を斬って貫通させて、飛び出して、雷帝へと飛びかかるのだが、




「おいおい、せっかくの楽しみがあるのだから勝手に死のうとするなよなぁ~」



そう言って飛びかかった銀仮面の喉を片手で掴む雷帝。

ただその間に銀仮面の方は、雷帝に刺さっていたナイフへと手を伸ばして魔力を流すのだ!!


その魔力に答えるように突き刺さっていたナイフから

冷気が一気に漏れ出したと同時に刺さっていた部分から、雷帝の腕が凍っていくのである!!


それに驚き慌てて銀仮面を投げ捨てるのだが、

既に半身が凍っており、動くことが出来なくなっていたのである!




「クソがぁ!! 舐めたことをしてんじゃねえよ!! 今すぐこの氷を融かせ!!」



怒気を込めて叫ぶ雷帝を今度は銀仮面が笑いながら、




「融けねぇよ……

 これで生きたまま魔物に襲われて死ぬんだよ、おまえはな…フハ! クハハハ!!」



「ふざけるな!! 殺してやる!

 お前の家族も親族もすべての人間を殺してやるよ!!

 この雷帝様をここまでしたんだからな!! ただで殺されると思うなよ!!

 早く殺してくれと泣き叫んでも殺さずに苦しめてやるからな!

 貴様のせいで貴様の妹は! 家族は! 苦しんでいくのだからな!!」



怒気を込めて吠える雷帝の後ろから、




「その前に……お前が死ぬんだよ」



気がつけば俺は隠れていた場所から飛び出していて、剣を雷帝へと突き立てていたのである!!




「反吐が出るんだよ……お前みたいな奴がノウノウと生きていると……な!」



そう言うともう一本の剣を鎧の隙間から突き立てる!!


ただそれでも死ななかったのか、裏拳を俺に対して打ってくるのである!!


だが半身は動かず、二本も剣が突き刺さっているためその動きは緩慢で、

余裕で躱すことが出来たのだ。




「クソ……ガキが……何を……したの……か……わか……」



そこまで言ったところで凍っていない半身から力が抜けたのかグラリとなったのである。




「……この状態になるまで死なないとか……本当にバケモノだな……」



そこまで言いかけたところで、ハッと気づいて

慌てて倒れている銀仮面の方へと駆け寄って異空間ステレージから

回復薬を取り出してかけるだが、




「もう……おれは……助からない……ありが……とう……妹に……これを渡して……くれ」



そう言うと震えながら自分の首にかけていたネックレスを

手のひらに載せて差し出してきたのだ。




「もう……怖がらなくて……いい……と伝えて……くれ」



「ああ、分かった。分かったから!! だから、喋るなよ!

 すぐに回復薬をもっとかけてやるから!

 自分で渡せよ! 自分の声で伝えろよ!! 意思を持てよ! 強く!!」



そんな俺の声に応えるようにいい笑顔になり、

受け取ろうとして、伸ばした俺の手を握り返してきたのだ!!




「俺の……魔力を……受け取れ……これくらい……しか……できないから……な……」



「いや、まだ生き……」



そこまで言いかけたところで、銀仮面の身体の端から霧散し始めたのだ!!




「魔物と一緒なのかよ……」



どんどん霧散していく魔力を浴びていると、

魔物を討伐した時より数段濃い魔力が自分の身体に流れていくのが分かる。


銀仮面の遺体はあっという間に霧散して消えていった。

ただ俺の手には、渡して欲しいと言われたネックレスがあるのである。




「……渡すか……」



銀仮面の名前すら知らないけども、胸糞悪いさっきの雷帝の言葉を考えれば生きていて、

この王都にいるってことだしな。


受け取ったネックレスをストレージにしまってから立ち上がり、

まだ消えていない遺体へと目を向ける。


銀仮面の仲間は既に霧散しているが、雷帝パーティーのメンバーは、

雷帝を含めて二体がそのまま残っていたのである。


銀仮面達は、殺さずにいたのか……


雷帝の方は、ためらわず仲間を殺したのにも関わらず……


俺はストレージから剣を取り出して、だらりとしている雷帝の首を撥ねた。

すると先程まで一切霧散しなかった雷帝の遺体が、霧散し始めたのであった。


その間にも先程の銀仮面以上の魔力が身体に流れこんで来たのである。


その後は生き残っていた雷帝の仲間にもとどめを刺し、

転がっていた武器や防具を回収し、証拠隠滅を図った。


最後に地面に刺さっていた雷帝の剣に手を差し伸ばし、




「……この剣を使える奴は、最悪の性格だって言っていたけど、

 本当にクソみたいな人間だったな」



そう呟いた後で雷帝の剣を回収したのであった。


いつも読んでいただきありがとうございます!

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