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真水のスライム  作者: ふぃる


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78/228

78話 即断即決③

 空から鉤爪が襲い掛かる。

 慣れない相手、あわよくばの願いも込めてカウンターで剣を振る。


 鳥の魔物が大きく軌道を変え、空中に退避。

 まだ敵視されてはいるが、僅かな一息。

 全身が真っ黒な鳥の魔物。小柄で攻撃力は低いだろうが、非常に捉え辛い。

 「薬屋」に向かうのをエンの光線が妨害、自分も後を追う。


 その道中でエンの弾幕回避で魔物の高度が下がる。

 咄嗟で剣を振るうがギリでかわされる。ならばと火球の追撃。

 動きが止まったままふわりと浮き上がった所に、エンの一撃も命中する。


 落下してきた所をラディが確保したところで、背後遠くから声が。

 振り返り確認、出元は多分この魔物が飛び出してきた所だ。もしかして探している?


 ラディが氷漬けにし、とりあえず無力化。

 が、事が起こってるのはここだけではないだろう。


「他の所でもいくらか魔力の動きがあった。多分、この付近に集まってくる。」

 屋根の上から降りて来ながらエンが言う。

 そして、氷漬けになっている鳥魔物を一瞥。

「…とどめ、代わりに刺そうか?」

 弱ってはいるが、まだ息はある。

 しかしさっきの飼い主が脳裏にちらつき、判断が鈍る。

「…こいつも、これまでのも、ああいう探してる人が居たんだよな。」

「かもね。でも、御せる力も無いのに薬で無理矢理従わせてた、歪な共生関係。

 終わらせる方が、道理というものよ。」

 鳥魔物を貫く光魔法の一閃。動けない相手に対し、外す訳も無かった。

「分かってる、つもりではいる。けど……。」

「甘い決断をして、その被害の行き先は無関係な一般人。

 どっちを優先すべきか、考える事ね。」

 頭では分かってる。けど、無意識にラディとの関係を重ねてしまっている?

 ……。

 少なくとも今は、迷うべきじゃないな。なるべく考えないよう、逃走した魔物を殺す事に意識を。

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