表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
真水のスライム  作者: ふぃる


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

50/228

50話 あるべきところ⑤

「……で、早速運動してきたわけね。」

 休み明け、昼間の酒場。

 一通りの事を、エンに説明し終える。

「ま、午前の行動までは縛りはしないけど、午後の本番に響かない程度にね。」

「分かってる。これ以上パーティ戦力を下げるような事にはしないよ。」

 そんな事は無い、というハルドレーンさんの推測ではあったが、やはり自分には分からない管轄外の事。

 抱えて不安を残すくらいなら、エンの考えを確かめておきたい。

「これ以上? 他にも何かあるの?」

「いや、ほんとならもっとこう、守りながらも攻めにも乗るべきだろうにさ。

 ただでさえ現状でも戦力として怪しいのに、これ以上落とす訳にはいかないよね、って。」

「…見えてるようで、大して見えてないのね。」

 ため息ひとつ、エンが続ける。


「私の雷、小回りが全然利かないのよ。

 確かに威力ではそこらの術士に劣るつもりはない。範囲も速度も、撃てば当たる、と言ってもいいくらい。

 でも、それは私が完全にフリーでいる場合に限る。」

「…というと?」

「腕輪を介して合成属性を使ってる以上、どうしても両手がふさがる。その時点で、私の方に攻め込まれたら対処のしようがない。

 自分で安全を取ろうにも、樹上なんかだと手もふさがるから無理だし。

 加えて腕輪で属性を変換した時に生じる流れの乱れ。ちゃんと制御するには、かなり集中する必要があるの。

 だから私単騎じゃ光しか使えなくて威力不足。制圧は得意だけど、制圧までしかできない。

 …銀鞭の時の誘導、あれが限界。トドメのひとつも刺せやしない。」

 確かにあの追跡で、ずっと仕留めれてなかったのは気になってた。

「だからあの威力と精度は、魔物の攻撃を全て受けきってくれるセイルが居るから出せてるの。

 …結構頼りにしてるのよ?」

 素直に受け取りたい言葉だったが、そう容易にはいかなかった。

 むしろ現状の理解が進んだ事で、より強い確信に変わった。


 光の制圧と雷の威力という、使い分けれる強い手を併せ持つエン。

 ラディも遠近両用、意欲の高さと無敵による試行錯誤の成長余地の塊だ。

 それに対し、自分は……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ